FF(ファイナルファンタジー)シリーズのストーリー・特徴・小ネタを解説【Ⅰ~Ⅲ】

ゲーム
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ファイナルファンタジー(FF1)

あらすじ

この世界は 暗黒につつまれている
風はやみ 海は荒れ 大地は腐ってゆく
しかし 人々は1つの予言を信じ それを待っていた
「この世 暗黒に染まりし時 4人の光の戦士 現れん」
長い冒険の末 4人の若者がこの地にたどりついた

そして その手には それぞれクリスタルが握られていた

特徴

記念すべきファイナルファンタジーシリーズの第一作。ファミリーコンピュータ用ソフト。

ドラクエと並んで日本を代表するRPGの金字塔。勘違いされがちだがドラクエよりも1年遅い

職業システム(転職は不可)、コマンドのショートカット機能ワールドマップ、飛空艇乗船時の高速スクロールなど、スーファミになってようやく導入されるような画期的なシステムがめっちゃ実装されていた。

「敵の親玉にさらわれたお姫様を助ける」というRPGの王道展開がじつは単なるプロローグであり、その後にタイトル画面があらわれる演出は当時としてはかなり異質。映画的。

サイドビュー方式、「○○のこうげき!」などの説明文がなく、「ケアル」などの技の名前とモーションのみで状況を説明する演出も当時としてはかなり珍しい。ドラクエよりもビジュアル面の美しさ、楽しさを追求している。

魔法はお金で買える。使用回数方式。レベルアップしても新しい魔法は覚えないが、使用回数は増える。

小ネタ

船に乗っている時に隠しコマンド(Aを押しながらBを55回押す)を入力すると「15パズル」のミニゲームが遊べる。プログラマーのナーシャ・ジベリが大喜びで勝手に導入した

旅の途中で立ち寄る「エルフの国」には同会社のゲームソフト「ゼルダの伝説」の主人公・リンクの墓がある。「リンク ここにねむる」とメッセージが流れる。ちなみに、耳はとがっているがリンクはハイリア人であり厳密にはエルフではない。

本作には「ガーランド」という名のボスがいる。FF9にも同名のボスが登場するが、名前が同じなだけでまったくの別人。パロディである。

本来は「聖剣伝説」として開発されていたが頓挫。その後開発途中だった聖剣伝説と同様のパーティ制のRPGとして開発されたのが本作。

FC版では「ストライ」「セーバー」の魔法は実はバグにより効果がない。ちなみに「ストライ」は攻撃力を上げる魔法。「セーバー」は攻撃力に加えて命中率も上げる魔法。乱数でダメージにバラつきがあるため、なんとなくバフがかかっているように感じるという致命的な罠。当時の小学生はこぞって効果のない魔法名とモーションを楽しむために貴重な1ターンを消費していた。

ファイナルファンタジーⅡ(FF2)

あらすじ

遥か彼方の世界において…
長く続いていた平和が今 終わりをつげた
パラメキア帝国の皇帝は 魔界から魔物を呼び出し
世界征服に乗り出したのである

これに対し反乱軍は フィン王国で立ち上がったが
帝国の総攻撃にあい 城を奪われ 辺境の町アルテアへと
撤退しなければならかった

ここフィン王国に住む4人の若者達も
敵の攻撃によって両親を失い
執拗な敵の追ってから逃げ続けていた…

特徴

レベルや経験値の概念がない。プレイヤーが起こした行動によってステータスが上昇する熟練度システムを導入している。FF全体としてもかなり異色作である。

こうげきすれば「ちから」があがり、魔法をつかえば「知性」など、敵からのこうげきを受けることで「体力」などのステータスが変化していく。また、使用武器も固定ではなく、好きな武器を装備することができる。武器を使えば使うほど熟練度が上がっていく。たとえば、「剣」を使えば「剣」のレベルが上がる。

魔法はアイテムとして手に入り、使用することで覚えることができる。魔法にも熟練度がある。

ストーリー上重要なキーワードを「おぼえる」ことができ、村人などに「たずねる」ことでストーリーが進行する「ワードメモリーシステム」を導入している。ドラクエの「おもいだす」をよりストーリーに組み込んだ形といえる。

シリーズのマスコットキャラクター・チョコボが初登場!

小ネタ

飛行船に乗っている状態でBボタンを31回押すことで移動スピードが4倍になる。きっとナーシャが嬉々として導入した。

チョコボの名前の由来は「チョコボール」。チョコボの鳴き声「クェ」もそのまんまキョロちゃんの鳴き声である。

ファイナルファンタジーⅢ(FF3)

あらすじ

そのグルガン族の男は静かに語った・・・
この大地震さえも単なる予兆に過ぎぬと。
世界の光の源であるクリスタルを
地中深く引きずり込み魔物を生み出した
大きな震えさえもこれから訪れるものに
比べればちっぽけなものである。
それはとてつもなく大きく 深く 暗く
そして悲しい…
だが希望は失われていない
4つの魂が光に啓示を受けるであろう
そこから全てが始まり ─

4人の少年たちはみなしごで
辺境の村ウルの僧侶トパパに育てられた
大地震でクリスタルが地中に沈み
そこにできた洞窟へとやってきた
4人は探検気分
ちょっとした度胸だめしのつもりだった・・・

特徴

FFシリーズ初のミリオンセラーとなった。

FF1のジョブシステムが進化し、いつでもどこでも自由にジョブチェンジができるようになった。状況にあわせてジョブを切り替えながら攻略していく。

キャラクターの攻撃回数に応じて「武器をふるうモーションの回数」が増える。これにより、かなり臨場感や「つよくなった感」が増した。

次作以降のアクティブタイムバトルの登場により、FF最後の完全ターン制RPGとなった。

あたえたダメージや回復したHPなどがウインドウに表示されるスタイルから、数字がキャラクターから飛び出すスタイルになった。

召喚獣が初登場!

小ネタ

初期ジョブである「たまねぎ剣士」は成長度合いが低く、魔法も覚えないが、レベル90以降の伸びが爆発的であり、実質最強のジョブである。

ナーシャ・ジベリが携わった最後のFFである。

本作最大難易度であるラストダンジョンにセーブポイントが一切ない理由は、当時モニターをしていた「鈴木くん」が「チョロイ、たるい、こんなんじゃ歯ごたえがない」と煽ったためである。のちのディレクターである。

本作の戦闘シーンのスピーディさはスーファミソフトとくらべても遜色のないレベルである。また、飛空艇のスピードが頭がおかしいくらい速い、しかもちゃんと影のモーションがついているという異次元レベルの宇宙技術が使われている。すべてナーシャの仕業である。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

FFシリーズの小ネタ紹介。今回はファミリーコンピュータ編でした。

この時代はとにかく天才プログラマーのナーシャなくしては語れないですね。

そのうちナーシャの伝説をまとめたいなとおもいます。

ではまた!

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