こんにちは!
チェンソーマン考察班の兎丸です!
ラストのマキマとの戦いで突如登場した7人の武器人間たち。
サムライソードやレゼのようにかつて敵として登場したキャラクターだけでなく、本編では詳細が一切語られないまま終わってしまったキャラクターも多くいましたよね。
また、マキマのセリフに出てきた「4人の騎士」とは?
今回は謎だらけの武器人間と4人の騎士について解説していきたいと思います。
それではいってみましょう!
武器人間とは?
チェンソーマンのように頭部が武器の形状をしており、人間でも悪魔でも魔人でもない特殊な存在として登場しました。
デンジとポチタのように、もともとは人間でしたが、武器の悪魔が心臓に宿ったことで武器人間になったと思われます。
武器人間の特徴として以下の点が挙げられます。
- 「指を鳴らす」など、決まった行動を取ることで変身できる。
- 肉体を失ったり、ほぼ死にかけのような状態でも血を補給すれば復活する。
- 魔人と違ってあくまで意思は人間のもの。
魔人と混同しやすいですが、作中における魔人は死体に悪魔が憑依したものとされており、その意思は悪魔のものです。
逆に武器人間は、人間の心臓に悪魔が宿っている状態を指し、意思は人間のものであると考えられています。
7人の武器人間の特徴や正体
作中では刀、剣、鞭、弓矢、槍、火炎放射器、爆弾の7つの武器人間が登場し、チェンソーマンと激しい戦いを繰り広げました。
刀の武器人間(サムライソード)
軍服に身を包み、頭部には日本刀のようなものが突き出ている武器人間です。
その正体はデンジが第1話で殺したマフィアのお爺さんの孫で、モミアゲが特徴的な男性です。
祖父を殺したデンジに復讐するため、沢渡アカネと組んで特異4課を襲撃しました。
「サムライソード」は警察による呼称であり、正式な名前は不明です。
左手に仕込んだ刀を抜くことで変身し、居合のような構えからは目では負えない速度で切り付ける強力な斬撃を放つことが可能。
武器人間となった経緯は不明ですが、「沢渡にいろいろされてなあ」と発言していることから、沢渡アカネによって武器人間になったと推察されます。
デンジに敗北し、デンジとアキに金玉を蹴られた後は警察に捕まったと思われますが、本性を現したマキマによって記憶を操作され、特異5課として再登場しました。
剣の武器人間
洋風の剣を自在に使いこなす武器人間で、頭部には2本の剣が触覚のように付いています。
変身前の姿はマキマ率いる特異5課として突然登場したパーカーを着た青年です。
右手に仕込んだ剣を抜くことで変身することができるようです。
作中では他の武器人間とともにチェンソーマンに襲い掛かりましたが瞬殺されました。
鞭の武器人間
エイリアンのような風貌をした武器人間です。
伸縮自在の鞭を使って戦っていましたよね。
変身前の姿は切れ長の目をした女性で、特異5課として突如登場した人間のひとりです。
指を鳴らすことで変身することができます。
作中では火炎放射器、爆弾、槍の武器人間、さらにマキマと連携してチェンソーマンを大気圏外へ吹き飛ばすことに成功しました。
しかし最終的には他の武器人間もろとも両断されています。
槍の武器人間
槍を自在に扱う武器人間で、変身前の姿はメガネをかけた男性です。
特異5課として突如登場した人間のひとりです。
背中から槍を取り出すことで変身していました。
作中では他の武器人間と協力し、宙に浮いたチェンソーマンに槍を投げつけて串刺しにしましたが、最終的には一刀両断されて敗北しています。
弓矢の武器人間(クァンシ)
頭部に無数の矢がついている武器人間で、変身前の姿はクァンシです。
クァンシは中国からの刺客で、デンジたちの師匠・岸辺の元相棒にして最初のデビルハンターと呼ばれていました。
右目の眼帯と綺麗な銀髪が特徴的な美女ですが、その実力はデビルハンターのなかでも高く、岸辺曰く「全人類が集まって素手で殴りあう競技があったら一位」と称されるほど格闘においては最強クラスの強さを持っています。
眼帯で隠された右目から矢を引き抜くことで変身します。
サンタクロース編のラストでマキマに殺害された後、記憶を操作され特異5課として再登場しました。
火炎放射器の武器人間
火炎放射器を使って戦う武器人間です。変身前の姿は体格の良いオールバックの男性でした。
殺伐とした戦いのなか「焼け死んでくれ~」という緊張感のないセリフを放ったことでも有名ですね。
前歯の裏をカチッと押すことで変身します。
最後は他の武器人間同様にチェンソーマンによって瞬殺されました。
爆弾の武器人間(レゼ)
頭部が爆弾になっている武器人間であり、変身前の姿はソ連が国家に尽くすために作った「モルモット」と呼ばれる少女・レゼです。
レゼは長い前髪と赤らんだ頬が特徴的な少女で、雨の日に偶然デンジと出会い交流を深めました。
しかしその正体は銃の悪魔の仲間であり、デンジの心臓を手に入れるために近づいた刺客でしたよね。
レゼはチョーカーについているピンを抜くことで変身します。
変身後は自らの手足を爆破して移動や攻撃が可能となり、指を鳴らすだけで遠く離れた場所も爆破することができるようです。
デンジとの戦いの後、一度は袂を分かちますが、デンジの「待ってるから」という言葉を信じてデンジが待つカフェへ向かいました。
しかしカフェを目前にしてマキマに見つかり、殺されてしまいました。
その後マキマに記憶を操作され、マキマにゾッコンな特異5課の一員として再登場しましたが、その他の武器人間同様にチェンソーマンによって殺されました。
武器人間たちは一度チェンソーマンに敗北したあと、マキマの手により復活して再びデンジの前に立ちはだかりました。
弱体化していたデンジは苦戦しますが、なんとか全員を倒すことができていたため、実力的には地獄のヒーローになる以前のデンジと同程度の強さだと思われます。(マキマに操られている分本来の力よりも弱くなっている可能性はありますが)
サムライソード、クァンシ、レゼ以外の4人は詳細がまったく語られていません!
武器人間には名前がない
マキマによると、武器人間に宿った武器の悪魔は、後述する4人の騎士とともにチェンソーマンと戦ったことがあるようですね。
勘違いしやすいですが、かつてチェンソーマンと戦ったのは「武器の悪魔」であり、武器の悪魔が人間の心臓に宿った存在が「武器人間」です。
ちなみに「武器人間」という呼称は正式な名前ではありません。
というのも、チェンソーマンに食べられた者は存在や名称がこの世から消滅してしまうからなんですね。
ただ、7人の武器人間が登場した87話のタイトルが「チェンソーマンvs恐怖の武器人間」であることから、ファンの間では彼らのことを「武器人間」と呼んでいるようです。
チェンソーマンになったデンジに対してマキマが言った「キミの状態は歴史的に見ても前例がとても少ないよ。なまえもまだついてないくらいにね」というセリフは、武器人間という名称がすでに消滅していることを示唆していると考えられます。
つまり、ポチタがデンジの心臓になった状態には名前がない=武器人間はチェンソーマンに食べられたため名称が消滅している。ということになります。
チェンソーマンの世界では「ナチス」「核兵器」といった存在がチェンソーマンによって消滅させられています!
4人の騎士の元ネタは?
次に、かつて地獄でチェンソーマンと戦ったとされる4人の騎士について考察していきたいと思います。
作中で4人の騎士について言及されたのはマキマによる「武器の悪魔達と4人の騎士がチェンソーマンと戦い、その最中チェンソーマンはマキマ達の前から消えた」というセリフだけでしたよね。
ここでは、4人の騎士の元ネタや正体について解説していきます。
4人の騎士の正体
結論から言ってしまうと、4人の騎士とは「ヨハネの黙示録」に登場する四騎士を指し、マキマもその一員だと思われます。
そう考える根拠が2つありますので、ひとつずつ解説していきたいと思います。
ひとつめの根拠は、マキマの発言とヨハネの黙示録の合致です。
マキマは84話で「この世からなくなった方が幸せになれるもの」として「戦争」「飢餓」「死」の3つを提示していましたよね。
実はこの3つに「支配」を加えた「支配・戦争・飢餓・死」の4つこそが、ヨハネの黙示録に登場する四騎士がもたらすものなのです。
さらにマキマは「支配」の悪魔であることが明言されていましたよね。
つまり、「支配」を司るマキマは4人の騎士のうちの一人であり、他にもマキマ級の悪魔が3人残っていると考えられます。
ふたつめの根拠は、悪魔は恐怖されるほど強力になる点です。
チェンソーマンの世界では、人間が恐れを抱いているものほど強い悪魔が生まれると言われています。
銃の悪魔や闇の悪魔がめちゃくちゃ強いのはそのせいですね。
人間が「銃」や「闇」を怖がっているから、比例して悪魔も強力になっていくというわけです。
そう考えると、「支配・戦争・飢餓・死」というのは恐怖の対象としてかなり上位にありそうじゃないですか?
地獄でも恐れられるチェンソーマンと戦えるほど強力な存在としてはピッタリではないでしょうか。
以上の点から、4人の騎士とは「ヨハネの黙示録」に登場する四騎士を指し、マキマもその一員であると推察されます。
みなさんはどう思いますか?
いったいどんな恐ろしい悪魔なんでしょうね?
4人の騎士の元ネタについて
「ヨハネの黙示録」における四騎士を簡単に説明すると、7つある封印をキリストがひとつずつ解いたとき、第1~第4の封印を解いた際に現れる存在とされています。
以下、それぞれの簡単な説明です。
- 第1の封印:白い馬に乗っており、勝利の上の勝利(=支配)をもたらす。
- 第2の封印:赤い馬に乗っており、人間に戦争をおこさせる。
- 第3の封印:黒い馬に乗っており、地上に飢饉をもたらす。
- 第4の封印:青ざめた馬に乗っており、疫病や野獣を用いて人間に死をもたらす。
こうして見ると、第1部で支配の悪魔・マキマさんと戦っているのも封印の順番になぞらえたものなのかな、と思えますよね。
4人の騎士は第2部で登場するのか?
地獄のヒーロー・チェンソーマンと4人の騎士の戦いは未だ終結していません。
つまり、第2部以降で残り3人の騎士が登場する可能性は高いと言えるでしょう。
また、残された謎のひとつとして「誰がチェンソーマンをポチタにならざるを得ない状況にまで追い詰めたのか」という点が挙げられます。
マキマはかつての地獄での戦いを振り返りながらこう発言しています。
「武器の悪魔達と4人の騎士が貴方(チェンソーマン)と戦い、その最中貴方は私達の前から消えてしまった」
ちょっと違和感を覚えますよね。
仮に四騎士がチェンソーマンを追い詰め、負傷させたのであれば「私達の前から消えてしまった」という表現にはならないのではないでしょうか。
「あと一歩のところで逃げられた」のような言い方が正しいと感じます。
ひょっとしたら、4人の騎士以外の存在がチェンソーマンを負傷させた可能性を示唆しているのかもしれませんね。
どちらにせよ第2部が楽しみで仕方ありません!
7人の武器人間と4人の騎士を徹底解説!元ネタは?変身前の姿は?第2部で登場する?のまとめ
いかがでしたか?
第1部の最終章で唐突に登場した特異5課の面々。
レゼやクァンシなど、かつてマキマに殺害されたキャラクターが再登場したのには驚きましたよね。
まだまだ詳細が語られていないメンバーも多いですので、第2部での再登場に期待しましょう!
チェンソーマン初のノベライズ「バディ・ストーリーズ」のあらすじ・みどころはこちら!
今回は以上です。
それではまた次回お会いしましょう!
【チェンソーマン】藤本タツキ先生の過去の作品を一挙紹介!
ここでは「チェンソーマン」作者である藤本タツキ先生の過去の名作をまとめています。
試し読みもできますので、気になった方は試し読みだけでも覗いてみてはいかがでしょうか?
ファイアパンチ(全8巻)
藤本タツキ先生のデビュー作。
「チェンソーマン」の原点であり、藤本タツキ成分濃いめの作品です。
ルックバック(全1巻)
読み切り作品ながら「このマンガがすごい!2022」で堂々の1位を獲得!
SNSを中心に超話題となった作品です。
さよなら絵梨(全1巻)
こちらも読み切りながら単行本化した話題作。
正統派の「ルックバック」とは真逆の作品であり、めちゃくちゃ『クセ』の強いマンガです。
17-21(全1巻)
藤本タツキ先生の短編集です。
こちらは先生が17歳から21歳までの時期に執筆された作品がまとめられています。
22-26(全1巻)
短編集第2弾です。
こちらは先生が22歳から26歳までの時期に執筆された作品がまとめられています。
チェンソーマン最高!
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