【ダンダダン】邪視の元ネタは2ちゃんねる?なぜジジにとりついた?過去や能力を徹底解説!【マンガ考察】

ダンダダン元ネタ解説 ダンダダン

こんにちは!

ダンダダン考察班の兎丸です!

人を自殺に追い込む邪眼を持つ妖怪・邪視。

作中ではジジの体に取り付き、オカルンと激しいバトルを繰り広げました。

今回はそんな邪視の元ネタについて考察していきます。マンガと元ネタの共通点にも触れていますので、ぜひ最後までお楽しみください!

それではいってみましょう!

 

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【ダンダダン】邪視の元ネタは2ちゃんねる?なぜジジにとりついた?過去や能力を徹底解説!

ダンダダンにおける「邪視」とは?

邪視は、桃ちゃんの初恋の相手であるジジの家に現れたブリーフ一丁の妖怪です。

坊ちゃん刈りに縦になった両目が特徴的であり、当初は正体不明の怪異として描かれていました。

しかし、ジジの家の地下に棲み着いていたモンゴリアンデスワームと対峙した際に、ターボババアによってその正体が暴かれます。

ジジを守り、自らの悲しい過去を見せるなど、一見すると味方のようにも思える行動を取っていた邪視ですが、実際は自らの命を奪った鬼頭一族を始めとする人間への復讐が目的でした。

ジジを守っていたのも、高い霊力と強靭な肉体を持つジジを、自らが取り憑く器にしようと考えていたからだと考えられます。

ジジの家での一件以降もジジに取り憑き続けており、水に触れることで邪視に、お湯に触れることでジジに戻る特異体質となりました。

 

邪視の強さ、能力

基本的には、超人的な身体能力を活かした肉弾戦を得意としています。

殴る蹴る以外にも、作中では呪いの力をボール状にして蹴り飛ばす戦法も見せました。

「器」となったジジの特技がサッカーであることから、おそらく邪視の身体能力や戦法は「器」が持つ能力に影響されるのではないでしょうか。

「邪視」の名のとおり、目が合った相手を狂わせ、自殺させる能力を持っています。

また、「家」の形をした結界のようなものを発現でき、相手を閉じ込めたり、敵からの攻撃を防いだりといった多様な使い方を見せました。

単純な戦闘力だけでいえば、ターボババア状態のオカルンでも対抗できないほどの速度とパワーを持っています。

 

邪視の悲しい過去

人間時代の邪視は、幼い身でありながら供物として幽閉されていました。

同年代の友達と遊ぶことも叶わず、唯一の楽しみは鉄格子から見える子どもたちの真似をして踊ること、そしてそんな子どもたちと一緒に遊ぶ夢をみることでした。

結局、最後までその夢は叶えられないまま、火山の噴火を鎮める生贄として命を奪われます。

妖怪として蘇った邪視は、自らを生贄にした鬼頭一族の悪行が未だに続いており、なんの罪もない家族が犠牲になっていることを知ります。

激しい怒りを覚えた邪視は、自分と同じように生贄にされた男の子と融合し、今の姿になったのでした。

  

邪視の元ネタは2ちゃんねる発祥の都市伝説

そんな邪視の元ネタは、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に投稿された都市伝説だと考えられます。

まずは、どんなお話なのか、都市伝説の内容をザックリと解説していきます。

叔父に連れられて別荘に遊びに来ていた少年は、ある日「邪視」に遭遇してしまいます。

その日、少年は普段の生活とはまた違った趣のある別荘地の景色を、夢中になって眺めていました。

山の木々を見ていると、何か動くものが視界に入ります。

それは人のようでしたが、まるで踊っているように全身を揺らしていたそうです。

「これ以上見てはいけない」

本能的にそう感じた少年ですが、好奇心には抗えずそれの顔を見てしまいます。

白い肌。髪のないツルツルの頭部。手には鎌を持っており、真冬だというのに真っ裸で踊るように揺れていました。

両目がなく、代わりに縦になった目がひとつだけ、眉間のあたりに付いていたといいます。

それと目があった少年は、「とにかく死にたい」という猛烈な鬱の感情に襲われ、半狂乱になりながら部屋のなかを駆けずり回ります。

様子を見に来た叔父もそれの目を見てしまい、声にならない唸りを上げながら頭を抱え込み、ボロボロと泣き出しました。

なんとか正気を取り戻すと、叔父の口から「邪視」の詳細が語られるのでした。

叔父によると、ヤツの名前は邪視。睨まれると途端に死にたくなり、邪視が自分たちに興味を持つ限りどこまでも追ってくるといいます。

不浄なものを嫌う邪視を撃退するためには、糞尿をぶちまけたり性器を見せつけるのが有効とのことでした。

 

相手を死に追いやる能力や額の目、裸、くねくねとした踊りといった多くの要素が、ダンダダンに登場した邪視と共通していますよね。

都市伝説の方の邪視は、なぜ踊っているのかが明かされていませんので、ダンダダンで語られた悲しいエピソードは龍先生のオリジナルということになります。

アクロバティックさらさらの過去もそうでしたが、元ネタのちょっとした要素を読者の感情に訴えるようなエピソードに作り変えるのが抜群にうまいですよね!

 

アクロバティックさらさらの元ネタ記事はこちら!

 

また、興味を持った相手を追い回すという点も、ダンダダンと共通します。

ダンダダンの邪視は、霊力が高く肉体も強いジジを執拗に狙い続け、遂にはジジの肉体を乗っ取ることに成功しました。

 

邪視の初登場はコミックス4巻です!

ダンダダン 4

ダンダダン 4

ダンダダン 4

 

民間伝承の邪視 

また、都市伝説のほかに「民間伝承」としての邪視も存在します。

もともとはヨーロッパなどの外国から入ってきた言葉で「イーヴィルアイ」とも呼ばれていました。

「邪視」という名前は日本に伝わった際に作られた名称です。

「民間伝承」というと小難しい印象がありますが、ジンクスや迷信のひとつと言い換えるとわかりやすいかもしれません。

「恨みのこもった目で相手を睨むと不幸を呼ぶ」と信じられていたんですね。

迷信が拡大解釈された結果、やがて見た相手を呪う魔眼、またはその能力そのものを指すようになります。

外国では魔女が持つ能力のひとつとも言われているようです。

呪いの内容は幻を見せたり、相手の感情を操作したりといったものから、相手の命を奪うものまで様々です。

ここらへんは地域や伝承の内容によって違うみたいですね。

一説によれば、こうした邪視の能力は「妬み」などの負の感情が原動力となっているとされています。

ダンダダンに登場した邪視も「妬み」ではありませんが、鬼頭一族への強い憎しみを抱いています。

負の感情から生まれた悲しい能力という点では同じなのかもしれません。

つまり、ダンダダンの邪視は、都市伝説と民間伝承の邪視、両方の設定をかけ合わせた妖怪だと言えるのではないでしょうか。

 

くねくねとの関係性

似たような都市伝説として「くねくね」があります。

くねくねも邪視と同じく2ちゃんねるに投稿された怪異で、その姿を見たものは気が狂ってしまうそうです。

見た人が皆おかしくなってしまうため、くねくねの詳しい外見は分かっていません。

精神を病むという部分は同じですが、くねくねを見た人はやがて自身もくねくねになると言われています。

最終的に相手を自殺に追い込む邪視とは迎える結末が異なりますね。

ただ、全身が白い。常にくねくねと体を揺らしている。見たものを不幸にする。といった多くの要素が邪視と共通していますし、「ダンダダン」のジジも「邪視」の目を見たことが原因で「邪視」になったと言えます。

以上の点から、少なからず「くねくね」の要素が入っている可能性もあるかもしれません。

みなさんは邪視についてどう思いますか?

ぜひコメント欄で教えてください!

 

今回は以上です!

それではまた次回お会いしましょう!

 

 

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