こんにちは!
怪獣8号考察班の兎丸です!
2月4日(金)に最新55話が公開されましたね!
今回も最新話の深堀り考察をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合い下さい!
本記事は最新話までのネタバレを含みます。
本編未読の方は下記リンクから読んできてくださいね!
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それではいってみましょう!
前回までのあらすじ
四ノ宮長官の肉体を乗っ取った怪獣9号が逃亡して2日後。
国内に「四ノ宮功殉職」の訃報が流れます。
そして各防衛隊基地でも、四ノ宮長官の追悼式が行われるのでした。
長官室でひとり悲しみに暮れるキコル。
そこに訪れたのは鳴海隊長でした。
「私が弱いから逃がしてしまった」
自らを責め立てるキコルの言葉を否定しようと、鳴海隊長が口を開いたその時。
「わたし、強くなりたいです」
「パパはきっとまだあいつの中に囚われている。私がパパを弔うのは防衛隊があいつを討伐した時です」
キコルの涙ながらの決意表明に、鳴海隊長は「次にアイツとまみえるまでに、お前をボクの次くらいに強くしてやる」と返します。
一方、カフカの肉体には一部怪獣化が戻らない部分があることが発覚。
それでもなお、カフカは9号に雪辱を晴らすことを誓うのでした。
【怪獣8号】最新55話徹底解説!連載再開!「ボク達の本当の悔しさはあの場にいたボク達にしかわからない」の意味と生きていた怪獣10号!
①修行するキコルとやる気のない鳴海隊長
②「ボク達の本当の悔しさはあの場にいたボク達にしかわからない」の意味
③10号再登場!今後の展開は?今後の展開は?
修行するキコルとやる気のない鳴海隊長
東雲小隊長と訓練するキコル。
「あれ?鳴海隊長が鍛えるんじゃなかったの?」と思ったのは私だけではないはず(笑)。
当の鳴海隊長はのんびりとゲームに興じていました。
鳴海隊長がキコルに出した条件はひとつ「鳴海隊長がゲームをクリアするまでのおよそ一か月で小隊長全員を越えること」。
コメント欄などでは「9号逃がしたくせに何優雅にゲームしてるの」といった意見も見られるようですが、個人的には鳴海隊長はあえてふざけた態度を取っていると思っています。
というのも、防衛隊の核とも言える四ノ宮長官の死亡によって、国民だけではなく防衛隊内部の空気も重苦しいものになっているでしょう。
冒頭にモンスタースイーパーの面々が「あの四ノ宮功がやられちまったんだぜ。俺がガキの頃は無敵のヒーローみたいな人だったのに」と言っていることからも、四ノ宮長官殉職が人々に与える影響はとても大きいものだと分かります。
実際、国外に避難する人も出て生きているようですしね。
そんな重苦しい空気の中、国民にとっては最後の希望とも言える「鳴海弦」まで落ち込む姿を見せるわけにはいかないのではないでしょうか。
防衛隊最強の鳴海弦がズーンとなっていたら、防衛隊の面々の士気もだだ下がりですよね。
さらに、鳴海隊長はあえてふざけた態度を取ることでキコルのやる気を引き出し、修業に専念させようと考えていると思われます。
鳴海隊長がゲームしている場面に注目して下さい。
わざわざビーチパラソルにビーチチェアを用意し、さらにはドリンクにハイビスカスまで咲かせています。
どれもそこらへんに転がっているようなものではないですよね。
「用意しよう」と思わなければ揃えられないようなものばかりです。
つまり、鳴海隊長はあえてキコルの癪に障るような態度を取ることで発破をかけていると言えます。
「いやいや、さすがに持ち上げすぎでしょ」
と思われるかもしれませんが、鳴海隊長が意図的に行っていないとしても、結果的にキコルの士気は上がっていますし、防衛隊内部の重苦しい雰囲気も感じませんよね!
「ボク達の本当の悔しさはあの場にいたボク達にしかわからない」の意味
カフカの怪獣化が進行している件が防衛隊に即バレしました。
「断言はできないがこのまま変身を続けていくと人に戻れなくなる可能性がある」とのこと。
この事実を知った鳴海隊長ですが、カフカの危険性を踏まえたうえで「力を貸せ。日比野カフカ」と告げました。
「ボク達の本当の悔しさはあの場にいたボク達にしかわからない」
この発言に意味について考察していきたいと思います。
結論から言ってしまうと、鳴海隊長はカフカと自分を同じだと感じているのではないでしょうか。
そう考える根拠として、鳴海隊長とカフカの共通点が挙げられます。
鳴海隊長もカフカも、自らを「圧倒的な力を持つ存在」だと自覚しています。さらに、どちらも四ノ宮長官に対して特別な感情を抱いており、その娘のキコルを守りたいと感じているのではないでしょうか。
怪獣であるカフカは、四ノ宮長官がいなかったらとっくに処分されていました。さらに周囲が「怪獣8号」として見るなか、四ノ宮長官は「日比野カフカ」と呼んでくれましたよね。
カフカの立場からすれば、いつ自分が処分されるかもわからない状況の中、憧れの防衛隊、しかも伝説のヒーローと言える四ノ宮長官に認められたことはとんでもなく嬉しかったのではないでしょうか。
鳴海隊長は過去が明かされていません。
しかし、傲慢で自己顕示欲の強い鳴海隊長が「功さん」と呼んでいること。
全話のキコルとのやりとりから、おそらく鳴海隊長は四ノ宮長官に育てられたということから、普通に尊敬していることが推察できます。
キコルへの思いについては、カフカは言わずもがな「仲間のため」ですし、鳴海隊長も、「世話になった四ノ宮長官の忘れ形見をおいそれと死なせるわけにはいかない」と考えていたとしても不思議ではありません。
以上の点から、鳴海隊長はカフカの実力や人柄、四ノ宮親子への思いを知ったうえで「自分と同じ」と感じたのではないでしょうか。
「ボク達の悔しさ」とは、圧倒的な力を持ちながらも、大恩ある四ノ宮長官を奪われ、さらには取り逃がすというふがいない自分に対する悔しさだと言えるでしょう。
さらに言ってしまえば、解放戦力は98%。強力な専用装備にナンバーズまで持っている鳴海隊長は、もうこれ以上強くなる余地がないのではないでしょうか。
9号を倒したい、でも自分はこれ以上強くなれない。
その結果が「カフカの力を借りる」だったのだと思われます。
10号再登場!今後の展開は?
そしてラストで登場した保科副隊長と怪獣10号。
コメント欄ではすっかり忘れ去られ、もはや新キャラだと思われている怪獣10号(笑)。
第3部隊の基地を襲撃したり巨大化したりした怪獣ですね。保科副隊長と一騎打ちしたヤツです。
当ブログでも「消滅した描写がない」という理由で生存説を推していましたが、まさにその通りでした(歓喜)。
「10号が保科副隊長の専用装備になる」という意見もあるようですが、個人的には「怪獣サイドの情報を得るための捕虜」という説を推したいですね!
というのも、専用装備にするだけなら別に生きながらえさせる必要がないからです。
防衛隊が扱う装備は怪獣を素材として作られていますので、別に死体からでも作れるんですよね。
「ナンバーズ」だけは怪獣が生きていないとダメという可能性もありますが。
10号は普通の怪獣とは違います。
「人語を話せる怪獣」なんですよね。
その10号を生かしているのは、これまで謎に包まれてきた「怪獣の目的」を明らかにするためなのではないでしょうか。
はたして10号と9号は繋がっているのか、それともまったく別の目的で動いていたのか。
ミツケタの目的まで繋がってきそうな、物語の根幹に近づいたような気がしますね!
おそらく今後は、10号から得た情報を第3部隊・第1部隊(ひょっとしたら他の部隊も)で共有するために合流する流れになるんじゃないでしょうか。
皆さんはどう思いますか?ぜひコメント欄で教えて下さいね!
今回は以上です!
それではまたお会いしましょう!
【怪獣8号】松本直也先生の過去の作品を一挙紹介!
ここでは「怪獣8号」作者である松本直也先生の過去の名作をまとめています。
ねこわっぱ!
松本直也先生のデビュー作。
神に育てられた怪力幼女「タマ」が巻き起こすホッコリコメディです。
一言でいうならば松本版「ドクタースランプ」!
ポチクロ
ジャンプ+の黎明期を支えた名作!
悪魔の少年クロと、魔界に迷い込んだ女子高生ポチが織りなす胸キュンバトルラブコメディ!
一言でいうならば松本版「魔法陣グルグル」!
次回更新は2月18日(金)となります!

3月にはコミックス6巻が発売予定です!
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