こんにちは!
怪獣8号考察班の兎丸です!
4月29日(金)に第61話が公開されましたね!
今回も最新話の深堀り考察をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合い下さい!
本記事は最新話までのネタバレを含みます。
本編未読の方は下記リンクから読んできてくださいね!
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それではいってみましょう!
前回までのあらすじ
緒方隊長に「1カ月で見極める」と言われた6号との適合テスト。
約束の1カ月後、実戦に出られるレベルまで進んだレノは「ナンバーズ6」を着用して戦場に出ます。
6号の能力は「冷気」。
触れた部分を凍結させたり、銃弾に「冷気」を付与して戦うことができるようです。
試用期間中、レノに与えられた時間はわずか10分。
短い時間で結果を出すことにこだわるレノ。
いっぽう、同期の古橋伊春は、これ以上レノに引き離されないよう気合を入れます。
しかし、実際はうまく事が運ばずレノに助けられる始末。
さらに、自らが招いた危機をきっかけにレノが冷静さを取り戻し、さらに活躍してしまいます。
「あとは俺がやります」
守られてばかりの自分に別れを告げたはずの伊春でしたが、レノにとっては完全に「守る対象」になってしまっていました。
【怪獣8号】第61話ネタバレ解説!レノの解放戦力と6号兵器の能力!伊春の過去も明らかに!?
伊春の過去と扉絵の意味
伊春の過去が少しだけ明らかになりました。
伊春については、討伐高専を首席で卒業していること、中学生時代に亜白ミナに助けられたこと、くらいしかわかっていませんでしたよね。
回想によれば、伊春は高専で常にトップクラスの成績を修めていたようです。
いずれ自分も、亜白ミナ、鳴海弦、四ノ宮功といった超有名防衛隊員のようになれると信じて疑いませんでした。
しかし、いざ防衛隊に入ってみると、自分よりも遥かに優秀で才能に恵まれた人材がたくさんいました。
さらに、伊春は入隊直後から解放戦力が伸び悩んでおり、激しいジレンマに襲われています。
学生時代に優秀な成績を修め、鳴り物入りで社会に出た若者が、学生時代には味わったことのない「壁」にぶつかることはよくあります。
きっと社会人として働いている方なら少しは伊春の気持ちが分かるのではないでしょうか。
扉絵の意味
そんな伊春が置かれた状況や心理を表しているのが、今話の扉絵だと考えられます。
ガレキの上に座り込む伊春。
よく見ると、「一時停止」「進入禁止」「止まれ」といった意味を持つ道路標識があります。
これは、今まさに伊春が「止まっている」状況だからではないでしょうか。
とはいえ、いつまでも標識の前に止まる車はありません。
進むにしろ戻るにしろ、いつかは再びエンジンをかけて動き出さなくてはいけませんよね。
キコルにしろレノにしろ、急激な成長を遂げた若者は皆、一度は自らの弱さと向き合っています。
キコルは両親の死、レノはみんなの前でカフカを変身させてしまった後悔など、状況はそれぞれですが、必ず「自らの無力感」を痛感するような出来事に遭遇しています。
つまり、「今」こそが伊春にとってのソレではないでしょうか。
短期的には止まっているように見えたとしても、長い目で見れば、今後大きく成長するための「バネ」
のような期間なのかもしれませんね!
「本当の怪物は視界の外から現れた」の意味
「怪物」は言わずもがな市川レノのことですよね。
「視界の外」というのは、言い換えれば「見えていない部分」。
つまり、まったく意識していないところから急に出てきたという意味だと思われます。
入隊当時、レノの解放戦力は8%。
これは入隊時の平均的な数値とされています。
それが初任務では伊春でも見極められなかった9号の攻撃を何度もかわし、極めつけは「ナンバーズ」という防衛隊最強兵器の適合者に選ばれてしまいました。
伊春にしてみれば「え?お前が選ばれし者だったん?」という感じですよね。
これが防衛隊長官の娘であるキコルや、東京討伐大学を首席で卒業しているハルイチであれば、伊春も「まあ、そうやろな」って感じだったと思います。
まさに「思ってもみなかった」という気持ちなのではないでしょうか。
レノの解放戦力が40%を超える
今話でのレノの解放戦力は43%。
これは入隊時のキコルがたたき出した46%に迫る高い数値です。
ちなみに、キコルの46%に対して保科副隊長は「すでに副隊長クラスやんけ」と言っていました。
つまり、解放戦力だけでいえばレノもすでに小隊長クラスの実力を持っていることになります。
訓練を積んだ一般隊員で20%程度とされていますので、入隊1年目で40%を超えるレノは、まさに「天才」としか言いようがないのかもしれませんね。
もちろん、通常のスーツと「ナンバーズ」では解放戦力の伸び方が異なる可能性もあります。
でも8%から43%まで伸びたと考えると、普通に「天才やな」って思っちゃいますよね(笑)。
レノの異変!今後の展開は?
そんなレノの解放戦力が、なんと戦闘中に51%まで上昇。
こんなに短期間で成長するケースはこれまで描かれませんでしたよね。
レノの才能ゆえかと思いきや、緒方隊長は「いかんな」と不穏なセリフを呟いています。
レノも目つきが鋭くなり、血管がビキビキいっています。
ここからは妄想となりますが、おそらくレノは「6号」の力に振り回され、力のコントロールが効いていない状態なのではないでしょうか。
「解放戦力」とは、スーツや兵器の力をどの程度引き出せるかの指標です。
いまのレノは、スーツの力を引き出しているのではなく、「無理やり引き出させられている」状態と言えるでしょう。
オペレーターに「大丈夫か」と聞かれて「大丈夫」と返している点から、意識までは持っていかれていないようではあります。
しかし、このままいけば、かつて「ミツケタ怪獣」に乗っ取られて暴走状態になったカフカのように、レノもまた「ナンバーズ」に取り込まれて暴走してしまう可能性が高いと考えられます。
皆さんはどう思いますか?ぜひコメント欄で教えて下さいね!
今回は以上です!
それではまたお会いしましょう!
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