こんにちは!
怪獣8号考察班の兎丸です!
皆さん、第67話は読みましたか?
67話を一言で言うとすれば「これが見たかった!」ではないでしょうか。
今回は、67話の内容に沿いながら、カフカが第3部隊を離れた経緯の振り返りや、カフカが「隊式格闘術」を学ぶ意味について深堀りしていきたいと思います!
今後の展開についても触れていますので、ぜひ最後までお付き合い下さい!
本記事は最新話までのネタバレを含みます。
本編未読の方は下記リンクから読んできてくださいね!
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それではいってみましょう!
【怪獣8号】前回までのあらすじ
保科副隊長がカフカを連れてきたのは、怪獣討伐で亡くなった人を祀る「龍寧神社」でした。
スーツなどの兵器がない時代、怪獣討伐による犠牲者は現代の比ではありませんでした。
そんな「聖地」とも呼べる場所で、保科副隊長はカフカの弱点を指摘します。
保科副隊長によれば、カフカは怪獣8号の強度や再生力に頼るクセがついているとのこと。
とはいえ、解放戦力1%のカフカでは様々な兵器を使いこなすことははできません。
そこで、保科副隊長が提案したのが「隊式格闘術」の修得でした。
徒手空拳での戦闘術である「隊式格闘術」の修得は、カフカ自身の強化に繋がります。
カフカ自身が強くなれば、結果的に「怪獣8号」に変身する時間が減るという算段です。
加えて、保科副隊長は「怪獣は9号だけじゃない」「その先にあるお前の未来のために戦え」と告げ、「日比野カフカの夢」を後押ししてくれました。
保科副隊長に鼓舞され、自身の進む道を捉えたカフカ。
次の瞬間、カフカの目の前に甲冑姿の侍が現れます。
気が付くと侍の姿はなく、カフカは戸惑いながらも研鑽の日々に戻るのでした。
【怪獣8号】カフカはなぜ第3部隊を離れた?カフカが隊式格闘術を修得する意味とは?【67話考察】
①隊式格闘術
②カフカと第3部隊
③スマホ起動時のマーク
隊式格闘術
キコルの父親にして、元防衛隊最強の四ノ宮功が完成させた徒手空拳の格闘術です。
現代の防衛隊は銃火器での戦闘を基本としています。
これは、時代を重ねるごとに怪獣が巨大化し、剣などの近接武器では対応しきれなくなったためですね。
保科副隊長やキコルのように、近接武器を主体として戦う隊員もいますが、彼らは自身のためにチューンナップされた「専用装備」を使用して戦っています。
「専用武器」を持たない隊員は、たとえハルイチや葵のように才能がある者でも、必ずと言っていいほど銃で戦っています。
隊式格闘術はメジャーではない
こうした背景から、素手での肉弾戦を想定した「隊式格闘術」は、現代の防衛隊ではそれほど重要視されていないのではないでしょうか。
もちろん、武器なしでもある程度戦えるように「基本知識」として修得している隊員はいるかもしれません。
しかし、銃や剣と比較したときに、格闘術を極めようとする者はどれほどいるでしょうか。
おそらく、ほとんどの隊員はより実戦向きな銃火器の修得に時間を割くと思います。
歴史はあるが時代にはマッチしていない、きっと「隊式格闘術」はそんな立ち位置なのでしょう。
カフカが四ノ宮功を継ぐ
もしカフカが何かしらの武器を使えたなら、絶対に「格闘術」という選択はしなかったはずです。
もしカフカに怪獣の力がなかったなら、「素手で戦ったところでたかが知れている」と考えたかもしれません。
そう考えると「武器を使えず」「圧倒的な力を持つ」カフカのために作られた技術といっても過言ではないのではないでしょうか。
鳴海隊長が四ノ宮功の意志を継いだように、カフカもまた「隊式格闘術」という四ノ宮功が遺した技術を継承していくのかもしれません。
カフカと第3部隊
今回、久しぶりにカフカと第3部隊の面々の絆が描かれました。
カフカが第3部隊を離れたのがコミックス4巻。 今回のお話は8巻収録になると思いますので、じつに4巻越しの再会となります。
カフカが第3部隊を離れた経緯
そんなわけで「第3部隊ってなんでバラバラになったんだっけ?」と感じた人のために、カフカが第3部隊を離れた経緯を振り返りたいと思います。
カフカは当初、自身が「怪獣8号」であることを隠していました。
怪獣=討伐対象だからですね。
カフカの正体を知っていたのは同期のレノとキコルだけでした。
何度か身バレの危機を迎えながらもなんとか正体を隠して活動できていたカフカですが、怪獣10号による基地襲撃事件をきっかけに「怪獣8号」であることがバレてしまいます。
保科副隊長や亜白ミナの活躍によって撃退された10号でしたが、最後の抵抗として基地上空に「超巨大余獣爆弾」を生成。
基地全体を爆破しようとします。
このままでは基地内の人間がほとんど死んでしまう。
そう考えたカフカは、自身の正体がバレるのも構わず、第3部隊のみんなの目の前で「怪獣8号」に変身し、爆弾を消滅させました。
自らの正義に従った代償に、カフカは「怪獣」として拘束。
そのまま防衛隊本部へと移送されることになります。
いっぽう、10号によって基地の大半が破壊されたことに加え、隊の垣根を超えた新人育成という名目で、レノをはじめとする同期一同は一時的に他部隊へと移籍されました。
本部にて「怪獣」として扱われるカフカは厳しい監視体制にありました。
外部との連絡が可能な携帯端末を没収されていたのはそういうことですね。
つまり、カフカは「自分の正体を隠し、仲間を騙していたこと」に対して、なんの弁明もできないまま第3部隊の面々と別れてしまい、現在に至ります。
以上が、カフカの身バレと、第3部隊がバラバラになった経緯です。
スマホ起動時のマーク
カフカが携帯端末の電源を入れたときに、なにやらかわいらしいマークが表示されています。
果物のキャラクターに見えるこのマークは、前作「ポチクロ」に登場したキャラクター・ワップルではないでしょうか。
ポチクロとは?
「ポチクロ」は、松本先生が「怪獣8号」の前に連載していた作品です。
魔界に流れ着いた人間の女子高生・ポチと、魔族のゴロツキ・クロを主人公とした異文化ラブコメディ&バトルマンガです。
「ジャンプ+」の黎明期を支えた作品のひとつであり、ポチとクロはお互いに言葉が通じないという斬新な設定が特徴的な作品でした。
全4巻と短くまとまっていますので、興味のある方は試し読みだけでもどうぞ!
ワップルとは?
そんな「ポチクロ」に登場するキャラクターのひとりがワップルです。
ワップルは意思を持つ魔界の果物で、見た目は手足の生えたリンゴ。
外見だけ見れば完全に「ボボボーボ・ボーボボ」に出てきそうなキャラクターです。
球形の体の頭頂部には二枚の葉っぱが生えています。
このワップルのシルエットが、カフカの端末の起動画面に表示されたマークにそっくりなんですね。
だからどうしたというわけではありませんが、ちょっとした小ネタです(笑)。
皆さんはどう思いますか?ぜひコメント欄で教えて下さいね!
今回は以上です!
それではまたお会いしましょう!
【怪獣8号】松本直也先生の過去の作品を一挙紹介!
ここでは「怪獣8号」作者である松本直也先生の過去の名作をまとめています。
試し読みもできますので、気になった方は試し読みだけでも覗いてみてはいかがでしょうか?
ねこわっぱ!
松本直也先生のデビュー作。
神に育てられた怪力幼女「タマ」が巻き起こすホッコリコメディです。
一言でいうならば松本版「ドクタースランプ」!
ポチクロ
ジャンプ+の黎明期を支えた名作!
悪魔の少年クロと、魔界に迷い込んだ女子高生ポチが織りなす胸キュンバトルラブコメディ!
一言でいうならば松本版「魔法陣グルグル」!

コミックスにはキャラクタープロフィールや世界観の設定が載っています!
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