こんにちは!
怪獣8号考察班の兎丸です!
皆さん、第73話は読みましたか?
多くの読者を沸かせた「保科宗四郎の尻尾」。
今回はその全体像が明かされました。
「しゃべるスーツ」とのドタバタ夫婦漫才は眼福でしたよね!
今回は、そんな73話の内容に沿いながら、10号スーツが喋る理由について考察していきたいと思います!
ぜひ最後までお付き合い下さい!
本記事は最新話までのネタバレを含みます。
本編未読の方は下記リンクから読んできてくださいね!
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それではいってみましょう!
【怪獣8号】なぜ保科宗四郎の10号スーツはしゃべるのか?メリットは?
史上初の意志を持つ怪獣兵器、それが10号スーツです。
正直めちゃくちゃカッコいいんですが、なぜわざわざ喋れるようにしたのでしょうか。
オペレーターの小此木ちゃんによれば「神経同調が困難なため音声での意思疎通が不可欠」とのこと。
分かるようなわからないような、そんな感じですよね。
ここでは、なぜ10号スーツを喋れるように作ったのか、その目指すところについて考察していきます。
他の兵器は意志を持たない
10号スーツが「史上初の意志を持った怪獣兵器」ですので、必然的に他の兵器には意志がないということになりますよね。
ただ、怪獣の細胞と人間の肉体との相性のようなものが存在しており、「識別怪獣兵器」のように強力な怪獣であればあるほど、相性の良い人間が限られてくるのだと思います。
この相性を数値化したものが、作中でいうところの「解放戦力」です。
つまり、普通の怪獣兵器は相性さえよければ使用者の意志で自在にコントロールできるということになりますね。
意志が二つあるということ
いっぽう、10号スーツには意志があります。
これは言い換えれば、一つの体に使用者と兵器、二人分の意志が宿っていると言えるでしょう。
保科副隊長と10号のドタバタ漫才を見ても分かるように、両者の考えや性格、判断能力に差があればあるほど戦力がそがれてしまいます。
言葉でのコミュニケーションがあっても「アレ」ですので、もし10号が喋れなかったらとんでもないことになりますよね。
つまり、意思を持つ兵器を身にまとった保科副隊長は、これまでの兵器よりもスーツとの相性がダイレクトに反映されるようになったと考えられます。
運転中の自動車が勝手にハンドルを切りだしたらめちゃくちゃ怖いですよね。
しかし、もし自動車が事前に「右に進みます」と言ってくれたら、多少は予測がつくようになります。
保科副隊長は今、まさにそんな状態ではないでしょうか。
兵器が意志を持つメリット
一見するとデメリットばかりに思える「意志を持つスーツ」ですが、メリットはあるのでしょうか。
まず、使える「目」がひとつ増えます。
例えば、保科副隊長が横を警戒している間、正面からの攻撃に10号が備える、といった戦い方が可能になりますよね。
単純にこれだけでも保科副隊長が生き残る確率が飛躍的に伸びるでしょう。
次に、使える「手」もひとつ増えます。
今回のドタバタ漫才を見ていると、尻尾を10号が、その他を保科副隊長が掌握しているように見えます。
10号の意志が介在した結果、全身が硬直する様子もあるので一概には言えませんが、基本的な担当はこれで間違いないと思います。尻尾ビーンってなってますしね。
そうなると、正面を保科副隊長が、後方を10号が尻尾で応戦する、なんていう戦い方ができるようになりますよね。
また、尻尾が攻撃を防ぎ、保科副隊長がカウンターをかます、なんてのもアリでしょう。
「手」がひとつ増えるだけでできることはめちゃくちゃ増えますよね。
10号スーツの最大の強みは「意志が2つある」ことです。
いくら目や手が増えようが、それを扱う人間がひとりでは、どうしても情報処理能力に限界が来ますよね。
「マルチタスク」なんて言葉を聞きますが、我々人間は両手で異なる作業をするだけで脳にかなりの負担を感じる生き物です。
命をかけた戦闘ならば、なおさら咄嗟の判断力や集中力が大切になりますよね。
ちょっとした判断ミスが命取りになりかねません。
「意志がふたつある」ということは「考える脳が二つある」ということです。
もし「意志は二つある、でも目的はひとつ」という状態を作り出せたなら、確実にこれまでの保科副隊長よりも高い戦闘力が発揮できると考えられます。
こうした状態を作り上げるためには、「相手を屈服させる」ではなく「協力して行動する」「相手に合わせる」といった人間関係の構築が必須ではないでしょうか。(相手怪獣ですが)
みなさんはどう思いますか?
今回は以上です!
それではまたお会いしましょう!
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