【タコピーの原罪】第10話「東くんの救済」ネタバレ解説!東くんの本名と潤也の本心!残された伏線は!?【マンガ考察】

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こんにちは!

タコピーの原罪考察班の兎丸だっピ!

2月11日(金)に最新10話「東くんの救済」が公開されましたね!

今回も最新話の深堀り考察をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合い下さい!

 

「タコピーの原罪」最終話までの伏線まとめはこちらの記事です!

 

本記事は最新話までのネタバレを含みます。

本編未読の方は下記リンクから読んできてくださいね!

 

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それではいってみましょう!

 

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前回までのあらすじ

明らかになる東くんの過去と本心。

東くんは幼い頃から優秀な兄を見て育ちました。

兄と同じお下がりのブランド服を着せられ、常に兄と比べられながら生きてきた東くんですが、唯一、母親が東くんにプレゼントしてくれたのが「メガネ」でした。

眼鏡スーパーで購入した3000円の安物ですが、東くんにとっては「はじめて兄のお下がりではないもの」だったのではないでしょうか。

兄・潤也は高校に入っても変わらず優秀で、母親の関心を引き続ける存在でした。

そんな兄に劣等感を抱いていた東くんは、大好きな母親に似た「きれいな二重」の少女に出会います。

それがしずかちゃんでした。

クラスでいじめられていたしずかちゃん。

東くんは「潤也ならきっとこうする」と、しずかちゃんに声をかけ続けます。

しかし、すべてを諦めていたしずかちゃんは「どうせ変わらない」と言って東くんを拒否。

「母によく似た女の子一人にすら期待してもらえない」

絶望に苛まれる東くんでしたが「まりなちゃん殺害事件」を機に、しずかちゃんに頼られる存在となります。

不安と後悔に打ちひしがれながらも「自分を信じてくれるのはもうしずかちゃんしかいない」と考える東くんは、しずかちゃんの要求どおり自首することを決めたのでした。

 

タコピーの原罪第10話「東くんの救済」ネタバレ解説!東くんの本名と潤也の本心!残された伏線は!?

ポイント

①東くんの本名は「直樹」

②しずかちゃん、東京へ!

③物語は終盤へ!残された伏線と今後の展開は?

 

東くんの本名は「直樹」

ついに東くんの本名が呼ばれました。

自首するため、早朝に家を出ようとする弟を呼び止め、説得に成功した潤也。

そもそも、東くんの名前が呼ばれなかったのは、東くんが周囲の人にとって「誰かの代替品」だったからだと考えられます。

しかし今回、潤也の本心が明るみになったことで、少なくとも潤也だけは「大切な弟の直樹」として見てくれていたことが判明しました。

 

潤也のキラキラと東くんの目の光

東くんと潤也のやりとりのシーン。

潤也の顔の周りに突然謎のキラキラエフェクトが発生しています。

これは「東くんから見た潤也」を表しているのではないでしょうか。

似たようなケースとして「母親のパンケーキ」が挙げられます。

東くんがずっと欲しくてたまらなかったパンケーキはめちゃくちゃキラキラ輝いていました。

しかし「キミはもういい」と突き放されてから見たパンケーキはボロボロでした。

このことから「タコピーの原罪」におけるキラキラエフェクトは、見ている人の心にどう響いているのかによって変わってくると言えるのではないでしょうか。

つまり、これまで潤也が輝かなかったのは、「東くんにとって嫉妬の対象だったから」。

今回、急にキラキラし始めたのは「東くんが欲しい言葉をくれたから」「東くんが兄として見始めたから」だと考えられます。

 

また、やりとりの途中からは東くんの目にも光が宿っています。

冒頭から中盤まで、東くんの瞳は真っ黒です。

しかし、潤也に名前を呼ばれたあたりからキラキラとした光が映り込むようになりました。

これまで「自分を見てくれるのはしずかちゃんだけ」と思い込んでいた東くん。

しかし「直樹!」と名前を呼ばれたことで「潤也はずっと自分を見てくれていた」と気づいたのではないでしょうか。

また、これまではけっして潤也に本心を語らず、壁を作って避けていた東くんですが、今回、はじめて自らの心のうちをぶちまけました。

「天才のお前にはわからない」「僕にはもう誰もいない」

潤也はそんな東くんの黒い感情を否定することなく、ありのまま受け止めてくれました。

「できないことはできないって言っていいんだよ」

常に完璧を求められ「できること」が当たり前だと感じていた東くん。

「できない」自分には何の価値もないと信じこんでいた東くん。

潤也の言葉は、東くんが誰かにずっと言ってほしかった「救済の言葉」だったと言えるでしょう。

 

「自分の気持ちをすべてぶつけたこと」「兄がそれを否定せず受け止めてくれたこと」「兄がずっと自分を見てくれていたこと」の三点から、東くんの心は救われたのではないでしょうか。

ちなみに兄・潤也は東くんの「計画ノート」を見ており、ある程度の状況を把握したうえで、あえて弟の口から言わせるようにしたと考えられます。

その気になれば母親や警察に密告することもできたでしょう。

仮に潤也がそうしていた場合、「やっぱり自分には味方なんていない」と感じ、東くんの心が救われることはなかったと思います。

潤也が何もしらないふりをして弟との会話に臨んだのは、ひとえに弟の気持ちを一番に考えていたからではないでしょうか。

 

しずかちゃん、東京へ!

東くんが「まりなちゃん殺害事件」に関わっていたことが明るみになりました。

しかし、しずかちゃんは「東くんはもう助けてくれないんだね…」と呟くだけ。

不安を語るタコピーに対し、笑顔で「行こう!東京!」と告げます。

一見すると「東くんを使い捨てた悪女」のように見えます。

というか結果的にそうなってるんですけど(笑)。

もう何度も言っていますが、しずかちゃんの頭の中には「チャッピーに会う」しか存在していません。

つまり、結果的に東くんを切り捨てることにはなりましたが、しずかちゃんは「切り捨てた」つもりはまったくないと言えます。

前回までの考察で解説しているように、しずかちゃんの心はもうとっくに壊れていると考えられます。

「東くんはもう助けてくれないんだね…」というセリフには「切り捨てた」「役立たず」「残念」「かわいそう」そういった感情は一切なく、単に「東くんはもう手伝えない」という事実を述べているだけに思えます。

基本的に「チャッピー関係」以外には無関心で無感情な子なのではないでしょうか。

 

物語は終盤へ!残された伏線と今後の展開は?

まりなちゃんの遺体が発見され、東くんが事件に関わっていたことも公になりました。

物語はいよいよ佳境に突入した感じがしますね!

 

ここで、第10話時点でまだ謎が残っている部分をまとめていこうと思います。

 

それぞれの親の現状

娘を亡くしたまりなちゃんの両親。

まりなちゃんの父親と不倫関係にある、しずかちゃんの母親。

今回、事件への関与が明るみとなった東くん、その母親。

まりなちゃんの遺体が発見されて以降、いまだ親たちの動向が語られていません。

 

北海道警ではなく警視庁が捜査

まりなちゃんの事件を報じたニュースに「北海道」という文字が確認されたことから、タコピーの舞台は北海道だと考えられています。

しかし、聞き込みのためにしずかちゃんのもとを訪れた警察は「警視庁」。

「警視庁」とは「東京」を管轄する警察組織です。

通常、北海道は「北海道警察」が管轄しています。

これはどういうことなのでしょうか?

東京も巻き込むような全国的な事件であれば、「警視庁」から応援がきていてもおかしくはありません。

ひょっとしたら、まりなちゃんが入っていた「思い出ボックス」が関係しているのかもしれません。

というのも、しずかちゃんの元を訪れた警察のマークに注目してください。

通常「TOKYO」と書かれているはずのロゴ部分に、なぜかタコピーのような顔が描かれています。

権利的な問題でロゴをそのまま使うことが難しいとしても、ただ全体をぼかして描けばいいだけではないでしょうか。

はっきりとタコピーのような顔を描く理由。

ぶっとんだ考えかもしれませんが、捜査しているのは「警視庁」ではなく「ハッピー星人」なのではないでしょうか!

タコピーにはハッピー星から追放された「島流し説」が存在します。

つまり、ハッピー星のハッピー道具である「思い出ボックス」が殺人の隠蔽に使われたことを察知したハッピー星人が、タコピーの関与を疑って捜査している可能性はあると思います。

 

チャッピーの安否

しずかちゃんの目的であるチャッピー。

まりなちゃんに嚙みついたことで保健所に引き取られ、今は「東京」に住むしずかちゃんの父親のところで暮らしているそうです。

果たしてこれは本当なのでしょうか。

しずかちゃんの母親は「人を噛んだ犬は同じ町にはいられない」と言っていました。

そんなことあります?

町の条例としてそういうものがあるのかもしれませんが、ちょっと無理やりですよね。

チャッピーはすでに殺処分されており、しずかちゃんの母親は事実を隠してるのかもしれません。

 

しずかちゃんの父親 

「東京」に住むというしずかちゃんの父親。

しずかちゃんの母親とはすでに離婚しており、作中では名前だけが登場しています。

もし、しずかちゃんが東京へ行くのならば、この先登場する可能性が高い人物ですよね。

幼いしずかちゃんとチャッピーを置きざりにして、ある日突然家を出ていったとされています。

しずかちゃんの母親は「育児放棄をしている」という点で叩かれがちですよね。

しかし父親もまた、幼い娘と犬の世話を放棄して出て行った身勝手な人物と言えるのではないでしょうか。

そんな人物が、人を噛んだ犬を受け入れてくれるのでしょうか。

 

皆さんはどう思いますか?ぜひコメント欄で教えて下さいね!

 

今回は以上です!

それではまたお会いしましょう!

 

タコピーの原罪 上

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