こんにちは!
タコピーの原罪考察班の兎丸です!
12月31日(金)に第4話「タコピーの救済」が更新されましたよね!
前回は、しずかちゃんの愛犬チャッピーがいなくなった理由が判明。
しずかちゃんに暴行を加えるまりなちゃんに噛みついたことが原因で、チャッピーは保健所に連れていかれてしまったのでした。
しずかちゃんママいわく「人を噛んだ犬はこの街にはいられない」「お父さんのところで暮らす」とのこと。
唯一の心のよりどころをなくしたしずかちゃんは意気消沈。
タコピーのアドバイスを聞き学校へ通うも、まりなちゃんから容赦ない攻撃を受けまくります。
そして帰り道、まりなちゃんに「チャッピーの話をしよう」と誘われたしずかちゃんは「立ち入り禁止」の森の中へと消えていくのでした。
ということで、今回はそんな「タコピーの原罪」最新話の深堀り考察をしていきたいと思います!
「タコピーの原罪」最終話までの伏線まとめはこちらの記事です!
本記事は最新話までのネタバレを含みます。
本編未読の方は下記リンクから読んできてくださいね!
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それではいってみましょう!
タコピーの原罪第4話「タコピーの救済」解説!ループものではなかった!?まさかの伏線回収!
まりなちゃんのセリフは母親から言われているセリフ?
まりなちゃんがしずかちゃんを罵倒するときの語彙すごくないですか?
とても小学4年生のセリフとは思えない言葉の数々。
これはおそらくまりなちゃんのママがまりなちゃんに言い聞かせているセリフそのままなのではないでしょうか。
「お前の着てるものも食べてるものも全部お前の母親が男から吸い上げた金でできてる」とか。
「吸い上げる」とか言いませんよね普通。
「パパはママにまた指輪を買ってあげるはずなのに」というセリフもえらく具体的ではありませんか?
おそらく誕生日か結婚記念日かに指輪を贈る約束をしていたのに、しずかちゃんのママと不倫関係になったことで約束が果たされなかったのではないでしょうか。
まりなちゃんママが「本当は指輪を贈ってもらう約束をしてたのに」とまりなちゃんに語ったのだとしたら、「指輪」という具体的なワードがまりなちゃんの口から出てきたことにも頷けます。
「見ず知らずの商売女」というセリフも、絶対に小学生が思い浮かぶ言葉じゃありませんよね(笑)。
「商売女」って…。
前回、夜にも関わらずまりなちゃんが一人で出歩いている点からも考察しましたが、やはりまりなちゃんは母親から放置、または精神的な虐待を受けていた可能性が高いと考えられます。
怒涛の伏線回収!カメラとタイトルとドクダミの花!
超展開を迎えた今話ですが、その前に怒涛の伏線回収を解説していきますね!
タイムカメラ
まずは「タイムカメラ」についてです。
まりなちゃんを殺害した凶器になったアイテムですよね。
実は第1話でカメラを持ったしずかちゃんが「これならスマホのがよくない?意外と重いし」と語っています。
インスタントカメラにしては意外と重い=まりなちゃんを一撃で葬った凶器ということになります。
タイトル回収
次に「タイトル回収」についてです。
当ブログでも「タコピーの原罪とはなんなのか?」について色々考察してきましたが、正直まったく的外れでした(笑)。
「原罪」とは人類が初めて犯した罪を言います。
タコピーが作中で初めて「自分で」犯した罪こそが「まりなちゃんの殺害」だったのです。
つまり、タコピーの原罪=しずかちゃんをかばって人を殺めたこと、になるのではないでしょうか。
タコピーが「ぼくの本当の物語が始まったのはここからだったっピ」と言っているように、タコピーの罪は「まりなちゃんの殺害」という罪から始まったと言えるでしょう。
→第13話にて、タコピーはまりなちゃんのために動いていたことが発覚しました。
つまり、タコピーの「罪」は、本来味方であるべきであるまりなちゃんをその手にかけてしまったことと言えるでしょう。
ドクダミの花
次に「ドクダミの花」についてです。
タコピーは周囲の人から姿を隠すために「ハッピー花」と呼ばれる花に変化しています。
この「ハッピー花」は地球人からは「ドクダミの花」に見えるようで、まりなちゃんやしずかちゃんのママも「どうしてドクダミの花を付けてるのか」とツッコんでいました。
「ドクダミ」の花言葉に「自己犠牲」があります。
今回、タコピーがまりなちゃんを殺害した行為こそがまさに「自己犠牲」となり得るのではないでしょうか。
実際にしずかちゃんは「まりなちゃんがいなくなればいいのに」と思っており、タコピーがまりなちゃんを殺害すると「ありがとうタコピー。殺してくれて」とお礼を言いましたよね。
しずかちゃんの代わりにまりなちゃんを消した行為はひとつの「自己犠牲」と言えるでしょう。
タコピーはこの後もしずかちゃんのために「自己犠牲」を繰り返すことになります。
ループものではなかった!今後の展開とは?
なんと「タコピーの原罪」はループものではありませんでした!笑。
これは完全にタイザン5先生の術中にハマりましたね!
1話から3話にかけてタイムリープすることで明るい未来を目指す物語だと思い込ませ、4話でタイムリープのキモとなる「タイムカメラ」が破損。
しかもまりなちゃんの殺害という取り返しのつかない展開のオマケつきです。
そう考えると第1話の「2016年の君へ」という「進撃の巨人」のオマージュに思えるタイトルも、読者に本作がループものだと思い込ませる伏線だったのかもしれませんね!
と、思っていたのですが!
第11話のラストにて、タコピーが2022年から来ていたことが発覚しました(笑)
1~3話にかけて「ループもの」という可能性をいったん否定することで、すっかり「ループものではない」という認識で読まされてしまいました。
第11話では多くの読者が「えええええ!」となったのではないでしょうか。
以上が今回の考察となります。
「タコピーの原罪」作者のタイザン5先生の読み切り紹介!
ちなみにタイザン5先生は過去に読切を発表しています。
「讃歌」「同人政治」「キスしたい男」「ヒーローコンプレックス」など、どれもタイザン5先生の特徴である秀逸な世界観と共感できる人間ドラマがめちゃくちゃ味わえる作品ばかりですのでぜひチェックしてください!
次回更新は1月7日(金)となります!
タイザン5先生アンタ天才や……
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