こんにちは!
ダンダダン考察班の兎丸です!
83話「バイト中」にて、桃ちゃんのバイト先の人々が突然「全員同じ顔」になり読者を驚かせました。
実はこの顔には元ネタが存在しています。
その名も「ディスマン」。
今回は、そんなディスマンの元ネタや正体について解説していきます。
オカルト初心者の方にも分かりやすく説明していますので、ぜひ最後までお楽しみ下さいね!
この記事は83話までのネタバレを含みます。本編未読の方はご注意ください。
それではいってみましょう!
【ダンダダン】ディスマン(this man)の元ネタは?
「ディスマン」の元ネタは、2006年頃から世界中で報告される都市伝説「this man」だと思われます。
ディスマンとは?
ある精神科医のもとに「夢に同じ顔の男が出続ける」という女性患者が訪れます。
精神科医は、女性の話をもとに夢の男「this man(この男)」の似顔絵を描きました。
後日、「ディスマン」の似顔絵を見た別の男性患者が「自分もこの男の夢を見たことがある」と言い出します。
この事態を受けた精神科医は、知り合いの精神科医4人に「ディスマン」の似顔絵を送りました。
すると、それぞれの精神科医が受け持つ患者にも「夢で見たことがある」と答える者が現れ始めたといいます。
不思議なことに、夢で見たと語る人々のほとんどが、現実で「ディスマン」と同じ顔の人に会ったことがないそうです。
また、顔つきはハッキリ覚えているものの、声については記憶が不明瞭なケースが多いことも大きな特徴と言えるでしょう。
「ディスマン」の情報をまとめたサイトには、約2000人もの目撃情報が集まったと言われています。
ディスマン(this man)の正体
結論から言ってしまうと、ディスマンの正体は、アンドレア・ナテッラ(発音違ったらすみません)というイタリアのマーケターが作ったフェイク広告だと言われています。
上記の精神科医の体験談もすべて創作とされ、すべては話題性を求めたマーケティングだったことが明かされました。
いっぽうで「結局なんのための宣伝だったのか」については分からずじまい。
オカルト好きの間では「アンドレアの証言こそが嘘で、真実は別にあるのでは?」と考える人も少なからず存在しているようです。
その他の可能性
ディスマンが宣伝ではなかった場合、考えられるのは以下のような可能性です。
思い込み
ディスマンの似顔絵を見た人々が、「なんか自分も見た気がする」と勘違いをした可能性はじゅうぶんあり得ます。
身もふたもない話ですが、人の記憶は以外と適当です。
「マスク美人」なんて言葉がありますが、これは文字通りマスクを着けていると美人に見えるというものですよね。
実際は、見ている側が、マスクで隠れている部分を脳内で勝手に理想像で補完しているだけだそうです。
つまり、見えない部分を脳が自動的に「こうだったらいいな」というパーツに変えて認識させているということ。
このように、意外と適当な人間の脳が、ディスマンの個性的な顔を見て「なんかどっかで見た事あるかも」と認識させているのかもしれません。
意図的な実験
たとえば「他人の夢の内容を操作する」といった実験の産物なのかもしれません。
もし他人の夢を操作できるとすれば、毎晩特定の夢を見せて記憶の刷り込みを行ったり、精神的に追い詰める夢を見せてトラウマを植え付けたりといったことが可能になるでしょう。
どこかの国や秘密結社が「夢を操作する実験」を行い、その第1段階がディスマンだったのかもしれません。
みなさんはディスマンの真実についてどう思いますか?
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ディスマン(this man)を題材とした作品
おまけとして、ディスマンを題材としたドラマやマンガを紹介します。
世にも奇妙な物語「夢男」
タモリさんでおなじみ「世にも奇妙な物語」でもディスマンが取り上げられています。
具体的には、2017年春の特別編で放送された「夢男」というドラマで、主演は中条あやみさんでした。
以下、あらすじです。
女子大生・ミドリは、毎晩悪夢に悩まされていました。
ある日「夢には何かしらのメッセージが込められている」と聞いたミドリは、夢に出てきた男の顔をモンタージュソフトで作成し、SNSに投稿します。
翌朝、ミドリの投稿に多数の人間が「自分も見たことがある」と反応。
はたして夢の男の正体とは?
そして彼はミドリに何を伝えようとしているのでしょうか?
放送前には、TwitterやInstagramで「東京にディスマンがいた」という報告が発生。
実際にディスマンが写った画像が投稿され話題となりました。
後に、一連の投稿事態が番組宣伝の一環だったことが明かされています。(現在は閲覧できないようです)
This Man その顔を見た者には死を
週刊少年マガジンで連載されていたマンガ作品です。
のちにマガジンポケットに移籍し、完結しました。
以下、あらすじです。
似顔絵捜査官の天野斗のもとに、ある親子から依頼が舞い込みます。
その内容は「家の前に立つ不審者の似顔絵を書いてほしい」というもの。
目撃者である少女の記憶をもとに、天野が描き上げた似顔絵は「どこかで見たことがある」太眉の男でした。
都市伝説上の男を中心に巻き起こる連続殺人事件。
果たして犯人は誰なのか?
そして似顔絵の男「This Man」は実在するのか?
全5巻で完結しており、サクッと読めちゃいます。
今回は以上です!
それではまた次回お会いしましょう!
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