【タコピーの原罪】第8話徹底解説!まりな死亡確定!サブタイトルの対比としずかちゃんが悪女になった理由!【マンガ考察】

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こんにちは!

タコピーの原罪考察班の兎丸だっピ!

1月28日(金)に最新8話「しずかキングダム」が公開されましたね!

今回も最新話の深堀り考察をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合い下さい!

「タコピーの原罪」最終話までの伏線まとめはこちらの記事です!

 

本記事は最新話までのネタバレを含みます。

本編未読の方は下記リンクから読んできてくださいね!

 

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それではいってみましょう!

 

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前回までのあらすじ

亡くなったまりなちゃんに代わって雲母坂家で暮らすタコピー。

口論する両親の前でうっかり「パパのところにいく」と答えてしまい、ママの逆鱗に触れてしまいます。

まりなママは、自分の思う通りにならない娘を「まりなじゃない」と言い、何度も平手打ちをするのでした。

「まりなを返してください」と嘆くまりなママを見たタコピーは、まりなちゃんを「殺した」ことの重大さを初めて実感します。

鏡に映ったまりなちゃんに「ごめんなさい」と繰り返し謝罪するタコピー。

「しずかちゃんともう一度おはなししなきゃ」

タコピーが自らの罪と向き合う決心をした矢先、埋められていたまりなちゃんの死体が発見されてしまうのでした。

 

タコピーの原罪第8話「しずかキングダム」解説!まりな死亡確定!サブタイトルの対比としずかちゃんが悪女になった理由!

ポイント

①まりなちゃんの死亡が確定

②東くんのホットケーキ

③しずかちゃんが悪女になった理由とは?

④サブタイトルの対比!今後の展開は?

 

まりなちゃんの死亡が確定

冒頭からまりなちゃんの死亡が確定しています。

当ブログではワンチャンまりな生存説もアリかなーなんて考えていたんですが、普通に亡くなっていました。

中身をそのままの状態で保存できる「思い出ボックス」の効果によって、まりなちゃんの死亡推定時刻は大幅にずれ込みますよね。

まりなちゃん殺害から厳密に何日経過したのかは不明ですが、少なくとも数日のズレが発生します。

まりなちゃんは亡くなってすぐに埋められていますので、おそらく警察が導き出す死亡推定時刻は埋められたまりなちゃんが発見された時刻とさほど変わらないと思われます。

つまり、変身したタコピーの姿をクラスメイトや両親に見られていたとしても大きな問題にはならないのではないでしょうか。

ただ、まりなちゃんの死因は撲殺、しかも「思い出ボックス」に入れられて隠蔽されていますので、どう頑張っても事故にはならないと思われます。

クラスメイトの証言から、警察もしずかちゃんに聞き込みをしていましたが、しずかちゃんは動機こそあれ実際には一切手を下していません。

一方、仮にまりなママが日常的に虐待を行っていたとするならば、常に長袖だったまりなちゃんの腕にはなんらかの傷跡が残っている可能性が高いです。

そうなったとき、真っ先に疑われるのはまりなママなのかもしれません。

まりなちゃんの発見が今後どういう展開に繋がっていくのか、非常に興味深いですよね。

 

東くんのホットケーキ

まりなちゃん発見によってテストも手につかない程の焦りを感じる東くん。

案の定テストの成績は過去最低レベルでした。

そんな東くんにママは「ホットケーキを食べて良い」と言います。

「お母さん、もしかして全部僕のことわかってーーー」

やっと母親に理解してもらえたのかと期待する東くんでしたが、次の瞬間、その淡い期待は打ち砕かれてしまいます。

「キミはもういいから」

焦りのあまり低い点数を取ってしまったことを、東ママは「あてつけ」だと感じたようでした。

「おやつも毎日食べていいし、何点取ってもいいから。キミの好きなようにやりなね」

字面だけを見ると東くんを自由にしてあげるかのようなセリフですが、実質的な諦めと放任の宣言。

「お前にはもう何も期待しないから勝手にやってろ」

そういわんばかりの母親の態度に、あれほどキラキラ輝いて見えたホットケーキは見る影もなくボロボロのボサボサに変わってしまいました。

この描写から、東くんが本当に求めていたのは「おやつ」ではなく、「母親から認められて食べるホットケーキ」だったことが分かります。

東くんが頑張る唯一の目的だった「母親のホットケーキ」が失われたことで、東くんは精神的な支えを失い、いよいよ追い詰められていきます。

 

しずかちゃんが悪女になった理由とは?

そしてそんな東くんに悪魔のささやきを繰り返すしずかちゃん。

物語前半では「いじめられて可哀想な被害者」という認識でしたが、まりなちゃん殺害のあたりからすっかり「悪女」というイメージが付いてしまいましたよね。

しかし、私は声を大にして言いたい!

しずかちゃんは一貫して「チャッピーに会いに行く」という目的を遂行しようとしているだけだと!

わりと東くんを誑かしていい様に操っているように見えるしずかちゃん。

しかし実際は東くん側が勝手にそう解釈しているだけで、しずかちゃんはもうほんとチャッピーのことしか考えていません。

今回で言えば、母親に見捨てられ絶望を感じる東くんに「大丈夫?」と優しく語り掛けています。

しかしこの「大丈夫?」は「チャッピーに会いに行く計画の方は大丈夫?」という意味だと思われます。

実際、直後に「夏休みはチャッピーのとこ行かなきゃだから」と言っていますよね。

思い返せばタコピーがまりな家の破滅的な状況を説明している時も「ふーん、じゃチャッピー探しに行こう」と返していました。

かつてしずかちゃんは「チャッピーがいれば私は大丈夫、他には何もいらないんだ。何があったって平気なの、どんな痛いことやつらいことだって」と語っていました。

これは言い換えれば「チャッピーがいなくなったら全てに耐えられない」ということではないでしょうか。

そういった意味では、しずかちゃんの心はとっくの昔に壊れており、チャッピーに依存することで自我を保っていたのかもしれません。

人が死んでいるにも関わらず、ただの小学生が平気な顔で日常生活を送ることができているのは「チャッピーさえ見つかれば全て解決!」と考えているしずかちゃんの異常性がなせる業だと言えるでしょう。

ちなみに、ラストでしずかちゃんが東くんに自首を促していますが、これはまりなちゃん殺害時に東くんが説明した隠蔽手段のひとつです。

つまり、しずかちゃんは綿密な計画を立てて東くんに罪を着せようとしているのではなく、単に東くんに教えてもらった方法を実行しているに過ぎないのです。

→15話にて、しずかちゃんは辛い現実から心に蓋をしていたということが判明しました。

 

サブタイトルの対比!今後の展開は?

今回のサブタイトル「しずかキングダム」。

どこかで見た覚えがありませんか?

これは第3話のサブタイトル「まりなキングダム」を踏襲していますよね。

ここまでのサブタイトルを振り返ってみると、すべてが対比関係にあることが分かります。

 

1話「2016年のきみへ」⇔10話「???」

2話「タコピーの冒険」⇔9話「???」

3話「まりなキングダム」⇔8話「しずかキングダム」

4話「タコピーの救済」⇔7話「タコピーの告解」

5話「東くんの介在」⇔6話「東くんの冒険」

 

このままのパターンでいけばタコピーの原罪は第10話で完結すると言えるでしょう。

とはいえ、残り2話で全てを綺麗に終わらせることができるのか。

ラストのどんでん返しに期待しましょう!

→第9話のタイトルが「大丈夫」だったのでこの予想はまったく違いました(笑)

タイザン5先生にしてやられました!

 

皆さんはどう思いますか?ぜひコメント欄で教えて下さいね!

 

今回は以上です!

それではまたお会いしましょう!

 

タコピーの原罪 上

タコピーの原罪 上

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「タコピーの原罪」作者のタイザン5先生の読み切り紹介!

ちなみにタイザン5先生は過去に読切を発表しています。

「讃歌」「同人政治」「キスしたい男」「ヒーローコンプレックス」など、どれもタイザン5先生の特徴である秀逸な世界観と共感できる人間ドラマがめちゃくちゃ味わえる作品ばかりですのでぜひチェックしてください!

・讃歌

・同人政治

・キスしたい男

・ヒーローコンプレックス

 

次回更新は2月4日(金)となります!

 

コミックス上巻は3月発売予定です!

 

 

 

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