【タコピーの原罪】第13話「タコピーの原罪」ネタバレ解説!タイムリープの真相とハッピー星の掟!【マンガ考察】

タコピーの原罪 タコピーの原罪

こんにちは!

タコピーの原罪考察班の兎丸だっピ!

3月4日(金)に第13話「タコピーの原罪」が公開されましたね!

今回も最新話の深堀り考察をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合い下さい!

 

「タコピーの原罪」最終話までの伏線まとめはこちらの記事です!

 

本記事は最新話までのネタバレを含みます。

本編未読の方は下記リンクから読んできてくださいね!

 

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それではいってみましょう!

 

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前回までのあらすじ

しずかちゃんに殴られたことで、自分が2022年からやってきた事実を思い出したタコピー。

タコピーがはじめて出会った地球人は高校生のまりなちゃんでした。

タコピーが介在していない世界線のまりなちゃんは、子供の頃に「色々あって」今は孤立しています。

精神を病んだ母親が離婚調停に応じないため、両親は別居中。

母親からの虐待により、まりなちゃんの顔には消えない傷ができていました。

さらに顔の傷の原因となった「ガラス」に対する強い恐怖心も抱いています。

虐待されて育ったまりなちゃんはナチュラルにタコピーに暴力を振るいます。

そんなまりなちゃんをタコピーは「ママの真似をしている」と指摘。

ハッとするまりなちゃんでしたが、高校生になった東くんと再会し交際が始まります。

喜ぶ母親、辛い人生の中に一筋の幸せを見出したまりなちゃんでしたが、そこへ高校生になったしずかちゃんが現れます。

2022年のしずかちゃんは、過去に自殺を試みますが未遂に終わり生き延びていました。

すれ違うまりな&東くんとしずかちゃん。

その瞬間、東くんの心はしずかちゃんに奪われてしまうのでした。

 

【タコピーの原罪】第13話「タコピーの原罪」ネタバレ解説!タイムリープの真相とハッピー星の掟!

ポイント

①東くんとしずかちゃんの現状

②タコピーの目的とハッピー星

②すべてを思い出したタコピー!今後の展開は?

 

東くんとしずかちゃんの現状

冒頭わずか1ページで陥落する東くん。

タコピーの介在がなく、まりなちゃん殺害事件に関与していない東くんは、母親に見切りを付けられることも、兄・潤也と和解することもありませんでした。

つまり2022年の東くんはいまだ「兄への劣等感」「母親への憧れ」を払しょくできていないと考えられます。

小学生時代ですらあっというまにしずかちゃんの虜になった東くんですので、思春期まっさかりの高校生の精神状態では秒で陥落するのも無理はないと言えるでしょう。

 

気になるのはしずかちゃんの現状です。

東くん曰く「身寄りもないのにたった1人で地元に戻ってきて」とのこと。

育児放棄こそされていましたが、しずかちゃんには母親がいたはずですよね。

たった1人で地元に戻ってきたということは、すでに母親とは親子の縁を切っており、今は1人暮らしをしているということでしょうか。

しずかちゃんはなぜそこまでして辛い小学生時代を過ごした町に戻ってきたのか。

東くんと接している時のしずかちゃんの光のない瞳。

タコピーの「いっしょにいた人(しずかちゃん)なんだか目が怖くて…」という印象から推察するに、ひょっとしたらしずかちゃんは「まりなちゃんへの復讐」のために戻ってきたのかもしれませんね。

 

タコピーの目的とハッピー星

東くんとの交際を機に孤立した人生に光明が差したかに思えたまりなちゃん。

しずかちゃんの登場によってあっというまに窮地に陥ってしまいました。

一時的なものではありますが、彼氏ができたことで母親との関係が修復されつつあったまりなちゃんですが、東くんにフラれたことで再び親子関係が悪化します。

逆上した母親にガラスを突き付けられたまりなちゃんは、その手で実の母親を殺害。

「ごめんなさい」と謝るまりなちゃんですが、謝罪の内容は「小4のときちゃんと殺さなきゃだった。久世しずかを」という歪んだものでした。

ちなみにまりなちゃんが母親の死体に謝る場面は、第1話でしずかちゃんが首を吊った場面と構図が同じです。

しずかちゃんもまりなちゃんも、タコピーの介在によって一瞬だけ幸せを感じられるようになりましたが、直後に地獄に突き落とされています。

この場面はそんな二人の絶望を描いたシーンと言えるでしょう。

 

まりなちゃんの言葉を真に受けたタコピーは、過去に戻れる「大ハッピー時計」で2016年、つまり第1話の場面へとタイムリープしました。

ハッピー星へ戻ったタコピーが、自身の母親・ハッピーママに「小4のときに戻って久世しずかを殺すっピ」と伝えると、ママはタコピーの記憶をすべて消そうとします。

ここで勘違いしてはいけないのが、ママはタコピーが「殺人を犯そうとしているから」記憶を消すわけではないということです。

タコピーが過去に渡った際、ママは「殺すってなに…」「どうしてそんなに強く触るの…」と戸惑っていました。

つまり、ハッピー星人であるママには「殺人」や「暴力」という概念そのものが理解不能なのではないでしょうか。

「殺す」の意味がわからない=タコピーの殺人を食い止める必要性がないということです。

だってタコピーが何をしようとしているのかが分からないのですから。

 

タコピーが記憶を消された理由は、ママが言っていたように「掟を破ったから」に他ならなりません。

「あなたは1人でここへ来た。ハッピー星の最も大切な掟を破ったのです。二度と星に戻ることは許されない」

このことから、「タコピーは1人でハッピー星に戻ってはいけなかった」そして「掟を破ったからタコピーはハッピー星へ帰れなくなった」ということが分かります。

「1人で戻ってはいけない」ということはつまり「誰かを連れてこなければいけなかった」ということですよね。

作中でその「だれか」に当たりそうな人物といえば、タコピーと過ごした時間の長い「まりなちゃん」もしくは「しずかちゃん」が思い浮かびます。

タコピーは作中で幾度となく「ハッピーにする」と発言していますよね。

つまり、ハッピー星人は「ハッピーじゃない人をハッピー星に連れて行ってハッピーにする」という使命を与えられているのではないでしょうか。

それこそが、そもそもタコピーが地球に降り立った理由だったと考えられます。

 

すべてを思い出したタコピー!今後の展開は?

記憶を取り戻したタコピーは、本当に笑ってほしかった人=まりなちゃんを自身の手で殺害してしまった事実を理解します。

そして「久世しずかを殺さなきゃ」という使命を思い出しました。

「まりなちゃんから全てを奪ったしずかちゃんは悪」と考えるタコピーですが、「では小学生のしずかちゃんをいじめていたまりなちゃんは悪ではないのか?」という考えに至ります。

これは、タコピー自身がしずかちゃんの身代わりとなって、身を持って経験しているからこそ思い至った思考と言えるでしょう。

そして「まりなちゃんを殺した自分は悪ではないのか?」と考えを巡らせます。

これも、まりなちゃんに変身してまりな家で暮らし、親から子供を奪った罪の大きさを自覚したからこそ思い至ったのではないでしょうか。

はじめて出会った時に自分にパンをくれたしずかちゃんは…?

タコピーは「すべてが善と悪では測れない」というひとつの真理に到達し、葛藤します。

泥沼に堕ちていくタコピーの元に現れたのは東くんでした。

東くんがタコピーに声をかける場面は、かつてしずかちゃんの身代わりとなって出頭しようとしていた東くんに、兄・潤也が声をかけた時と同じ構図です。

はたして、東くんは兄・潤也のようにタコピーの心を救うことができるのか。

潤也のようになりたかった東くんがタコピーの心を晴らすことができれば、それはまさしく「潤也と同じことができた」という証になるのではないでしょうか。

 

皆さんはどう思いますか?ぜひコメント欄で教えて下さいね!

 

今回は以上です!

それではまたお会いしましょう!

 

タコピーの原罪 上

タコピーの原罪 上

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「タコピーの原罪」作者のタイザン5先生の読み切り紹介!

ちなみにタイザン5先生は過去に読切を発表しています。

「讃歌」「同人政治」「キスしたい男」「ヒーローコンプレックス」など、どれもタイザン5先生の特徴である秀逸な世界観と共感できる人間ドラマがめちゃくちゃ味わえる作品ばかりですのでぜひチェックしてください!

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次回更新は3月11日(金)となります!

 

コミックス下巻は4月発売予定です!

 

 

 

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