こんにちは!
チェンソーマン考察班の兎丸です!
良いとこなしのコウモリ。
お久しぶりの台風。
ついに登場したチェンソーマン!
今回は、チェンソーマン2部最新話の内容に沿いながら、台風の悪魔やゴキブリの悪魔の解説、そして「チェンソーマン偽物説」について考察していきます。
ぜひ最後までお付き合い下さい!
本記事は最新話までのネタバレを含みます。

それではいってみましょう!
【チェンソーマン2部】前回のあらすじ
少しずつユウコに心を開いていくアサ。
「戦争の悪魔」は、そんなアサにユウコを殺すよう伝えます。
戦争の悪魔によれば、殺した死体はアサのものとなり武器化が可能であり、武器にするものの罪悪感が高いほど強い武器になるとのこと。
全力で拒否するアサ。
戦争の悪魔は「チェンソーマンを倒すためなら」と、アサの意見を尊重します。
さらに自身の名前を「ヨル」に決めるのでした。
ユウコとの楽しいひと時を満喫するアサでしたが、突如として「コウモリの悪魔」の襲撃に会うのでした。
【チェンソーマン2部】チェンソーマンは偽物?ゴキブリの悪魔はなぜ強い?台風の悪魔ってなんだっけ?【102話考察】
①台風の悪魔
②ゴキブリの悪魔はなぜ強い?
③チェンソーマンは偽物?
台風の悪魔
アサの回想に登場した悪魔は「台風の悪魔」だと考えられます。
台風の悪魔とは?
第1部の「レゼ編」に登場しました。
巨大な赤子のような外見をしています。
頭の上半分が無く、脳が丸見えの状態であり、胴体の周囲は管(おそらく内臓)が高速で回転しています。
回転させた管を用いての攻撃を主としますが、作中では天候を操作し、嵐を呼び寄せる力も見せていました。
レゼ(爆弾の悪魔)とともに、チェンソーマンを襲撃しますが、最終的に全身を切り刻まれて死亡しました。
アサの回想に登場した悪魔とは、顔つきなどが異なりますが、全体のフォルムなどからほぼ確実に「台風の悪魔」だと言えるでしょう。
死んだのになぜ再登場した?
「チェンソーマン」の世界では、悪魔が輪廻転生すると言われています。
人間界で死んだ悪魔は地獄で生まれ変わり、地獄で死んだ悪魔は人間界で生まれ変わります。
つまり、人間界と地獄を延々とループしていることになりますね。
「台風の悪魔」もまた、第1部で殺されたことで地獄に転生し、その地獄でも死んだため再び人間界に舞い戻ったのだと思います。
吉田がいまだに高校生をやっていることから、2部は1部終了からそれほど時間が経っていないと考えられます。
回想のアサも、今とあまり変わらない年齢に見えますので、「台風の悪魔」は生まれ変わった地獄でも速攻で殺された可能性がありますね(笑)。
ちなみに、アサとユウコを襲った「コウモリの悪魔」も、第1部で登場しています。
ゴキブリの悪魔はなぜ強い?
チェンソーマンとともに乱入してきた「ゴキブリの悪魔」。
めちゃくちゃ強そうで、ゴキブリの面影がほとんどありません。
なぜ「ゴキブリ」なのに強そうな見た目をしているのでしょうか?
それは、作中における悪魔の強さが「恐怖心の大きさ」に比例するからです。
2部の最初に死んだコケピー、つまり「鶏の悪魔」が脆弱だったのは、鶏を怖がる人が少なかったからです。
その点「ゴキブリ」に恐怖心を抱いている人はめちゃくちゃ多いですよね。
「世界一嫌われている虫」「本能が受け付けない」などと言われるほどです。
だからこそ「ゴキブリの悪魔」は、まるでラスボス第2形態のような外見をしていたのだと思います。
相応の実力も持っていたはずですので、それをあっさり倒しちゃうチェンソーマンの強さはまさに規格外と言えるでしょう。
チェンソーマン!チェンソーマン!
チェンソーマンは偽物?
突如乱入してきたチェンソーマンですが、読者の間では「本当にデンジなのか?」という疑念が湧いています。
これはチェンソーマンの「ネコもいたよ」という言葉遣いが、あまりにもデンジっぽくないという理由から来ているようです。
結論から言ってしまうと、チェンソーマンはデンジだと思います。
人を助けない
ゴキブリの悪魔に「未来のある学生1人と車に乗ったジジイババア5人、お前はどっちを助ける?」と聞かれたチェンソーマンは、迷うことなくどちらも見捨て、猫1匹を助けています。
実は、これに近い状況が第1部にもありました。
第1部でコウモリの悪魔と対峙したデンジは、たまたま居合わせた女性を危険な場所から遠ざけるような対応を取っています。
この様子を見て「チェンソーマンは人間の味方」だと認識したコウモリは、男性が乗った車を投げつけました。
車を受け止めたデンジは「野郎の命なんざ知るか」と言って、男性もろとも車を投げ返しています。
この様子から、デンジは基本的に「人間の味方」でも「正義の味方」でもなく、己の欲望に忠実に生きているだけと言えるでしょう。
こうした姿から、ゴキブリの悪魔と対峙したのはデンジなのではないでしょうか。
ネコを助けている
チェンソーマンは人質に取られた人々を見捨て、迷いなくネコを助けています。
これは、デンジの元相棒であり「血の魔人」でもあるパワーが関係している可能性があります。
パワーには、心のよりどころともいえる愛猫・ニャーコがいました。
第1部でパワーが死亡したあとは、デンジがニャーコの面倒をみているようです。
これは、第1部の最終話で、デンジが連れている犬といっしょにニャーコがいることからも分かります。
つまり、チェンソーマンが迷いなくネコを助けたのはたまたまではなく、元相棒の愛猫を預かっていたからだったのではないでしょうか。
そう考えると、見ず知らずの人間よりもネコを優先したチェンソーマンは、間違いなくデンジだと言えるでしょう。
チェンソーマンは特別な存在
作中では「チェンソーマン」は特別な存在として扱われています。
死体に悪魔が憑依した「魔人」とは異なり、チェンソーマンは悪魔が心臓になることで誕生したまったく別の状態です。
悪魔でも魔人でもないチェンソーマンは、世界的に見ても非常に稀有な存在と言えるでしょう。
実際、第1部ではチェンソーマンの力を求めて世界中から刺客が送られてきましたよね。
また、第1部ではチェンソーマンだけが持つ特殊な能力についても言及されました。
それは、チェンソーマンに食べられた悪魔は輪廻転生せず、この世から完全に抹消されてしまうというものでした。
こうした点を踏まえると、チェンソーマンと同じ存在は二つとないと言ってよいのではないでしょうか。
もしチェンソーマンが偽物だとするならば
「それでも私はデンジじゃないと思うんだ!」という人のために、ここでは「もしチェンソーマンが偽物だとするならば」という仮定のもと、アサの前に現れたチェンソーマンの正体が何なのかを考えていきたいと思います。
ポチタ説
「ネコもいたよ」という口調は、デンジの心臓になった悪魔・ポチタの口調に似ています。
ポチタはデンジの心臓であると同時に、もともとは「地獄のヒーロー・チェンソーマン」として暴れまわっていた「チェンソーの悪魔」そのものです。
仮に2部チェンソーマンがポチタだとするならば、強キャラであるはずのゴキブリの悪魔を瞬殺できたことにも納得がいきますよね!
2部で登場したチェンソーマンは、体はデンジでもその精神がポチタになっているのかもしれません。
変身する能力を持った悪魔説
作中には様々な能力を持った悪魔が登場します。
「ドッペルゲンガーの悪魔」や「偽物の悪魔」なんてものが登場してもまったくおかしくはありませんよね!
これらの悪魔そのもの、もしくは悪魔と契約した人間が、チェンソーマンを陥れようとしているとするならば、わざわざ偽物を作ったことにも一応の納得がいきます。
悪魔は「恐怖心」を糧にしますので、チェンソーマンの姿で悪魔と戦い、ヒーローに祀り上げることによって、チェンソーマンの力を弱める狙いがあるのかもしれません。
吉田説
ほぼネタ扱いですが、吉田がチェンソーマンなんじゃないの?という説です。
これは、チェンソーマンが登場した際、吉田がいなかったこと。
「ネコもいたよ」という爽やかなセリフが、デンジよりも吉田が言ったほうが似合うことが理由として挙げられます。
さらにアサやユウコと交わした会話の中で吉田が言った「チェンソーマンいいよね」というセリフや、デンジと面識があるにも関わらず、アサにチェンソーマンの正体を隠している点すらも伏線になってしまいます。 まあ、無いですけど(笑)。
皆さんはどう思いますか?ぜひコメント欄で教えて下さいね!
今回は以上です!
それではまたお会いしましょう!
【チェンソーマン】藤本タツキ先生の過去の作品を一挙紹介!
ここでは「チェンソーマン」作者である藤本タツキ先生の過去の名作をまとめています。
試し読みもできますので、気になった方は試し読みだけでも覗いてみてはいかがでしょうか?
ファイアパンチ(全8巻)
藤本タツキ先生のデビュー作。
「再生」の力を持つ少年が、故郷を滅ぼした兵士に復讐する物語。
のはずですが、物語は誰もが予想できない展開へと進んでいきます。
「チェンソーマン」の原点であり、藤本タツキ成分濃いめの作品です。
ルックバック(全1巻)
読み切り作品ながら「このマンガがすごい!2022」で堂々の1位を獲得!
マンガ好きな2人の少女の出会いと友情、夢、後悔、別れを描いた大作です。
SNSを中心に超話題となった作品です。
さよなら絵梨(全1巻)
こちらも読み切りながら単行本化した話題作。
どんな映画を作っても必ず「爆発オチ」にしちゃう主人公。
余命宣告を受けた少女・絵梨。
主人公は絵梨を主役にした映画を撮り始めて……。
正統派の「ルックバック」とは真逆の作品であり、めちゃくちゃ『クセ』の強いマンガです。
17-21(全1巻)
藤本タツキ先生の短編集です。
こちらは先生が17歳から21歳までの時期に執筆された作品がまとめられています。
22-26(全1巻)
短編集第2弾です。
こちらは先生が22歳から26歳までの時期に執筆された作品がまとめられています。

チェンソーマン最高!
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