【ダンダダン】相撲取り型宇宙人!?フラッドウッズモンスターの元ネタ・小ネタを徹底解説!【マンガ考察】

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こんにちは!

ダンダダン考察班の兎丸でぃす!

フラッドウッズモンスターは第2話「それって宇宙人じゃね」で登場した力士風宇宙人です。

真っ黒で巨大な風体と妙に丁寧な口調とのギャップが逆に怖さを引き立てていましたよね。

「約束を破った」など意味深な発言が多く、宇宙人の謎を紐解くヒントとなり得るキャラクターなのかもしれません。

今回はそんな「フラッドウッズモンスター」の元ネタや小ネタ、なぜ相撲(力士)なのかについて解説していきたいと思います!

それではいってみましょう!

 

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【ダンダダン】相撲取り型宇宙人!?フラッドウッズモンスターの元ネタ・小ネタを徹底解説!

ダンダダンにおける「フラッドウッズモンスター」とは?

フラッドウッズモンスターは第2話「それって宇宙人じゃね」で初登場した力士風の宇宙人です。

ターボババアに憑りつかれたオカルンですが、少しでも気を抜くとすぐにターボババアに体を乗っ取られてしまう状況にありました。

とりあえず二人はモモちゃんの実家である神社へと足を運びます。

モモちゃんの実家には厄払いのお札によって結界が張られており、通常は悪霊や宇宙人といった怪異が侵入できないようになっています。

しかし、ターボババアに憑かれたオカルンも結界の中に入ることができないため、モモちゃんは一時的にお札を剥がしてしまいます。

そして結界が解けたことでフラッドウッズモンスターが神社に侵入。

「あなた方は悪いヒト達だ。約束を破ったでしょ」と言いながらオカルンの性器を奪おうとするのでした。

 

「約束」については以下の2つの説を提唱します。

①宇宙人と地球人との間で交わした約束

第1話で登場したセルポ星人はこんなことを言っていました。

「我々は人間と友好関係を結んでいる」

これはセルポ星人の元ネタである「プロジェクトセルポ」のように、一般的には公開されていない密約を指していると思われます。

同じ宇宙人であるフラッドウッズモンスターもまた、人類と交わした「約束」のことを言っていたのかもしれません。

 

②セルポ星人が勝手に交わしたと思っている約束

第1話でセルポ星人はモモちゃんの「性器」を奪おうとしました。

結果的に計画は失敗しましたが、その後も再度モモちゃんの性器を狙って襲撃していますよね。

もしセルポ星人が「性器」を奪うことを「モモちゃんの合意の上」と解釈していたとするならば「約束が違う」と考えてもおかしくはありません。

セルポ星人はドーバーデーモンやネッシーといった他種族と交流があるようですので、フラッドウッズモンスターと情報を共有していたとしても不思議ではないはずです。

つまり、「お前ら、俺の友達のセルポに性器あげるって約束したんだろ!悪い!」という意味になりますね。

 

セルポ星人の元ネタ・小ネタ解説はこちら!

【ダンダダン】セルポ星人の元ネタは?六根ってなに?プロジェクト・セルポと宇宙人の関係性を徹底解説!【マンガ考察】 | マンガガガガガ!! (chiro-san.com)

 

神社の鳥居を越えるほどの巨体から繰り出される一撃はどれも規格外の威力を持っています。

相撲の四股を踏むだけで大地が割れ、衝撃波で延長線上の建物を倒壊させるほど。

主に四股による衝撃波と張り手などの打撃技を組み合わせて戦う武闘派の宇宙人です。

一方で黒い霧を発生させ、吸い込んだ相手を内側から攻撃する戦法も取ります。

黒い霧を吸い込んだオカルンとモモちゃんは突然鼻血が止まらなくなっていましたよね。

黒い霧を吸い続けるとどうなるのかについて明言されていませんが、おそらく最終的には死に至るものと推察されます。

相撲のように、地面に手がつくことが弱点であり、作中では地についた腕がチョコレートのように溶けてなくなっていました。

力士風の外見をしており、一見すると相撲のルールに乗っ取っているようにみえますが、一度手をついても第3・4の足を生やして反撃してくるちょっと卑怯な一面も見られています。

「宇宙人に地球の常識押し付けるなよ」と言われればそれまでなんですけどね(笑)。

 

「フラッドウッズモンスター」の元ネタ解説

そんなフラッドウッズモンスターの元ネタは、1952年にアメリカで目撃された未確認生物「フラッドウッズモンスター」だと思われます。

「フラッドウッズ」という町に現れた怪物なので「フラッドウッズモンスター」なんですね。

その外見は12フィート(約3.66メートル)とも言われる高身長。

日本でも目撃証言があり「3メートルの宇宙人」という呼称で話題となりました。

赤い顔に光る眼、トランプのスペード♠のような形の頭部が特徴で、ひだ状の緑色の衣服を腰から吊り下げるように着用しています。

袴やスカートをイメージしてもらえるといいかもしれません。

腕は左右ともに短く長い爪のような指を持っており、足は見えず、浮遊しながら移動するそうです。

こうした外見的特徴については、ダンダダンに登場した「フラッドウッズモンスター」と共通する部分がありますね。

フラッドウッズモンスター
フラッドウッズモンスターとされるイメージ画像

 

元ネタとされる「フラッドウッズモンスター」に遭遇したのはアメリカ・フラッドウッズの町に住む少年たちとその母親でした。

学校の運動場で遊んでいた少年たちは、謎の明るい物体が空から着陸するのを目撃します。

少年たちのうち1人の母親に報告すると、母親、そして愛犬とともに謎の物体が着陸した丘へと足を運びました。

そこには3メートルほどの火の玉が燃えるように輝いており、周囲には目や鼻を焼くような刺激臭を感じる「霧」が発生していたそうです。

そして火の玉の上方、大きな樫の木の下に、後に「フラッドウッズモンスター」と呼ばれる怪物が佇んでいたのです。

怪物は「シュー」と音を立てながら浮上し、少年たちめがけて接近してきました。

パニックになった少年たちは逃げ出したそうです。

 

「フラッドウッズモンスター」との遭遇後、少年たちのうち数人が「鼻の痛み」「喉の腫れ」「嘔吐」「痙攣」といった症状に悩まされていました。

医師によれば、これらの症状は「マスタードガス」の被害者の症状に近いということです。

「マスタードガス」とは化学兵器のひとつで、毒ガス史上最も多くの命を奪ったとされています。

その名の通りマスタード、もしくはニンニクのような独特の臭いがあります。

また、遅効性のガスとしても知られており、被害を自覚するまでにある程度の時間がかかると言われています。

このことから、少年たちが「刺激臭」を感じた謎の霧が、嘔吐などの諸症状に至った原因だったのではないかと言われています。

症状こそ違いますが、作中でオカルンとモモちゃんを襲った「黒い霧」も人体に健康被害を与えました。

おそらく、元ネタの「霧」から着想を得ているのではないでしょうか。

 

「フラッドウッズモンスター」の正体

そんな「フラッドウッズモンスター」ですが、おそらく「フクロウ」ではないかという説が有力です。

「光る眼」「スペード型の頭部」「浮遊」「爪」といった特徴はフクロウのものと一致しますし、「緑色の衣服」は怪物が佇んでいたとされる樫の木の葉っぱとされています。

「霧」による嘔吐等の症状に関しても、パニック症状やヒステリーを起こした人にも同様の症状が見られることから、ショッキングな出来事を体験したことで精神的なダメージを負った結果なのかもしれません。

また、現地ではもともと「霧」が発生していたとも言われており、「フラッドウッズモンスター」との関連性は立証されていません。

丘に着陸したという火の玉は「隕石」という説もあり、刺激臭も隕石落下の影響ではないかと言われています。

 

なぜフラッドウッズモンスターが相撲取り(力士)なのか?

最後に「ダンダダン」のフラッドウッズモンスターがなぜ相撲取り(力士)なのかについて考察していきます。

結論から言ってしまうと、相撲とフラッドウッズモンスターに直接的な繋がりはおそらくありません。

個人的な意見としては、全体のフォルムがなんとなく力士に似ているからだと考えています。

先ほども解説したように、フラッドウッズモンスターには「スペード型の頭部」「ひだ状の衣服を腰から吊り下げている」という特徴があります。

まげを結った力士の頭部のフォルムはスペード型に見えますし、ふんどしのような「化粧まわし」はフラッドウッズモンスターのスカートのような衣服に見えなくもないですよね。

つまり、相撲とフラッドウッズモンスターの間に明確な関連性はありませんが、全体的なフォルムが似ていることから着想を得ているのではないでしょうか。

 

↓「フラッドウッズモンスター」初登場はコミックス1巻です↓

 

今回は以上です!

それではまた次回お会いしましょう!

 

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