こんにちは!
怪獣8号考察班の兎丸です!
カフカの相棒であり、高い人気をほこる後輩・市川レノ。
素直な性格と高い潜在能力で、さらなる活躍が期待されるキャラクターです。
しかしその過去は謎だらけであり、読者の間でも数々の憶測を読んでいますよね。
今回は、フォロワーさん(けい@vvkkpp05)にいただいたアイデアをもとに「レノはタイムリープを繰り返しているのではないか」という説について考察していきます。
一見するとありえないように思えますが、まとめてみると意外と辻褄が合っちゃうんです!
本記事は最新話までのネタバレを含みます。
本編未読の方はぜひ最新話を読んでから戻ってきてください。
それではいってみましょう!
市川レノのプロフィール
市川レノは、カフカと同じ防衛隊員であり、カフカの相棒的なポジションの青年です。
カフカとの出会いは、カフカが働いていた怪獣清掃業者モンスタースイーパーに、レノがアルバイトとしてやってきたことでした。
初登場時、防衛隊を目指していたレノは、同じ防衛隊という夢を追いながらも挫折したカフカに冷たい態度を取っていました。
しかし、カフカの人柄や男気、自らの危険もかえりみず他人を助ける行動力に大きく惹かれていきます。
カフカもまた、レノとの出会いを通じて再び防衛隊を目指すことを決めるのでした。
カフカが怪獣8号になった瞬間に立ち会っており、唯一、はじめからカフカの正体を知っていた人物です。
人助けのためなら躊躇せず変身してしまうカフカを常にかけ、叱咤激励するまさに女房役と言えるキャラクターではないでしょうか。
【怪獣8号】市川レノはループしている?隠された過去と急成長の理由、カフカにこだわるのはなぜ?
つぎに「レノはループしているのではないか」という点について考察していきます。
主人公の相棒なのに過去が一切語られていない
先ほども解説したように、レノは第1話から登場しており、コミックスでは表紙を飾るなど、メインキャラクターのなかでもカフカに次ぐ重要なポジションにいます。
作者である松本先生も「カフカの相棒」と公言していることからも、疑いの余地がない主要キャラと言えるでしょう。
しかし、そのわりに過去が一切語られていません。
レノの過去について分かっているのは、防衛隊を目指していることと、過去に社会科見学で熊谷の基地を訪れたことがあるらしいというくらいです(笑)。
なぜ防衛隊を目指すのか、モンスタースイーパー以前の経歴など、バックボーンとよべるものが不自然なほど描かれていませんよね。
カフカとミナは幼い頃に交わした「ともに戦う約束」がありますし、キコルも母親の死を乗り越えてきた背景が語られています。
保科副隊長も銃への適性が低いことから不遇な扱いを受けてきた過去が描かれましたし、ハルイチ、葵、伊春といった同期たちも少なからず防衛隊に来た経緯や出身校などが明かされています。
そんななか、レノの過去だけがひた隠しにされているのは、なにか重大な秘密があるからではないでしょうか?
カフカへの想い
レノはカフカに強い憧れを抱いています。
カフカが簡単に怪獣化しないように諭し、カフカが怪獣にならなくても済むように自身も強くなろうとしています。
また「俺のなりたい隊員は仲間のために体張れる男だ」と発言した時にカフカを思い浮かべていることから、レノの目標はカフカと言えるでしょう。
先ほども解説したように、これはカフカの人柄に触れ、身を挺して命を助けてもらったことがきっかけです。
しかし、災害とまで呼ばれる怪獣をそこまで必死にかばうのは少し不自然ではないでしょうか。
長年連れ添った中ならば別ですが、カフカとレノはたった一日一緒に仕事をしただけの関係です。
もちろん、それだけカフカの言葉や人柄が心に響いたという可能性もあります。
ただ、一般的に考えたときに、カフカに対するレノの思いはいささか強すぎるように感じますよね。
カフカを目標とする以前に、レノにも防衛隊を目指すそもそものきっかけがあったはずです。
しかし、そんなきっかけや目標は一切語られずにとにかく行動原理がカフカを中心にしすぎているのではないでしょうか。
もしレノがタイムリープを繰り返し、何度もカフカと出会い、そのたびにカフカの人柄に触れていたとするならば、異常とも言えるカフカへの強い思いにも一応の納得がいきます。
また、レノはたびたび「カフカを変身させたくない」といったセリフを言っています。
これは、怪獣化が進行する未来を知っているからとは考えられないでしょうか。
もしくは怪獣化することで、将来的にカフカが死亡する未来が訪れるのかもしれません。
いずれにしろ、何度も繰り返しカフカと出会ってきたからこそ、カフカへの思いが強くなった可能性は否定できないと思います。
「カフカを変身させたくない」のは、変身したカフカの末路を見てきたからではないでしょうか。
成長の速さ
作中ではたびたびレノの潜在能力の高さが語られています。
保科副隊長も「隊長クラスへと成長する逸材」の一人にレノを挙げていましたよね。
一方で、レノにはじめから才能があったのかと言われると決してそんなことはありません。
入隊試験時のレノの解放戦力は8%。10%を超える逸材が年にひとり出るかどうかと言われていますので、レノの8%は平均、もしくはやや優秀くらいのレベルではないでしょうか。
ハルイチは18%、葵と伊春は15%近辺でしたので、同期のトップ層と比較するとやや劣っている印象ですよね。
ところが、初任務では、5年間専門的な訓練を受けてきた伊春ですら「ついていけない」と感じています。
レノがいくら才能に恵まれていたとしても「5年」という月日の差を埋めるのは簡単ではないはずです。
さらに伊春は首席卒業のエリートですので、なおさらレノが追いつく難易度は高くなるのではないでしょうか。
順当に考えれば、幼少期から英才教育を受けてきたキコルのように、レノもまた特別な訓練を受けてきた可能性が浮上します。
しかし、だとしたら入隊試験時に解放戦力が低いのはおかしいですよね。
仮にレノが未来から来たとするならば、本来は伊春よりも高い実力を持っていたが、過去に戻ったことで能力も当時のレベルに落ちたとは考えられないでしょうか。
数字的には低くなったものの、未来で伊春以上まで成長してきたノウハウや体の使い方を覚えていたことが、入隊後の急成長に繋がったのかもしれません。
以上の点から、レノの過去が語られないのはタイムリープが関係しているからであり、急成長やカフカへの強い思いは「何度も繰り返してきたから」だと考えられます。
皆さんは「市川レノループ説」についてどう思いますか?
ぜひコメント欄で教えて下さいね!
今回は以上です!
それではまたお会いしましょう!
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