こんにちは!
チェンソーマン考察班の兎丸です!
ぬるっと登場したデンジ。
めちゃくちゃしゃべる吉田。
モテたいだけのデンジ。
今回は、チェンソーマン2部最新話の内容に沿いながら、「デンジ記憶喪失説」や吉田の所属する「組織」について考察していきます。
ぜひ最後までお付き合い下さい!
本記事は最新話までのネタバレを含みます。

それではいってみましょう!
【チェンソーマン2部】前回のあらすじ
コウモリの悪魔に遭遇したアサとユウコ。
ヨルは「ユウコを殺して武器にして戦え」と訴えます。
「結果は間違えても自分の気持ちが間違ってなければいい」というユウコの言葉に影響を受けたアサはこれを拒否。
絶体絶命のピンチに陥る2人ですが、突如出現したチェンソーマンによって救われます。
チェンソーマンはゴキブリの悪魔と戦っており、コウモリの悪魔は流れ弾をくらうような形で絶命。
ゴキブリの悪魔は、チェンソーマンに対し「老人が乗った車」と「未来ある若者」のどちらか一方を救うよう迫ります。
しかし、チェンソーマンが選んだのは「どっちも見捨てて猫を助ける」という第三の選択肢でした。
【チェンソーマン2部】デンジは記憶を失っている?吉田が所属する組織とは?目的は「戦争の悪魔」とチェンソーマンを会わせないことだった?【103話考察】
①デンジは記憶を失っている?
②吉田が所属する「組織」とは?
③吉田の「組織」の目的は?
デンジは記憶を失っている?
はじめに、読者の間で話題になっている「デンジ記憶喪失説」について考察していきます。
デンジ記憶喪失説とは?
文字通り、第2部のデンジが部分的に記憶を失っているのではないか?という説です。
そもそもの発端は102話でゴキブリの悪魔と対峙したチェンソーマンが「ネコもいたよ」とデンジらしからぬ爽やかなセリフを吐いたためでした。
加えて、何かと騒がしいイメージのデンジが、ゴキブリの悪魔との戦いではまったく喋っておらず、読者の間では「これほんとにデンジか?」といった声が上がるようになりました。
そこに103話のデンジの言動が加わり、一部の読者の間で「デンジ記憶喪失説」が浮上した形となります。
103話で吉田と再会したデンジは、吉田のことを1ミリも覚えていませんでした。
「俺達会った事あんじゃん。ほらキミがいろんな殺し屋に狙われた時に」と説明されても、「ねえよ」と即答しています。
この「ねえよ」は、なにに対しての「ねえよ」なのでしょうか。
順当に考えれば「俺達会った事あんじゃん」に対する「ねえよ」でしょう。
これならば特に問題はありません。
吉田の言う通り、デンジと吉田は第1部「刺客編」で面識はありますが、実は二人は会話らしい会話をほとんどしていません。
さらにデンジは男に興味がありませんので、吉田のことを覚えていなくても不思議ではないでしょう。
いっぽう、「キミがいろんな殺し屋に狙われた時」に対する「ねえよ」だった場合。
デンジは世界中の刺客に襲われた事、地獄に行って闇の悪魔と対峙した事。サンタクロースと死闘を繰り広げた事などの数々の濃ゆいエピソードをすべて忘れていることになりますよね。
いくらデンジがおバカでも、さすがに不自然ではないでしょうか。
こうしたデンジの言動を見た読者が「デンジが記憶を失っている」と捉えたのが「デンジ記憶喪失説」です。
デンジは本当に記憶を失っているのか?
結論から言ってしまうと、記憶を失っている可能性を否定はできないが、人間性は第1部を引き継いでいると考えられます。
「ねえよ」の件を覗けば、デンジが記憶を失っている根拠はいまのところありません。
むしろ「モテたいからチェンソーマンになる」発言によって、デンジが第1部からまったく変わっていない裏付けがされたくらいです。
実はデンジは第1部でもまったく同じことを言っていました。
第1部の終盤でマキマに敗北して身を隠していたデンジは、再びチェンソーマンになるためにマキマに挑む決意を固めます。
その理由は、大衆がチェンソーマンをもてはやし、人気者になっている様をテレビで見たからでした。
チェンソーマンの人気ぶりを知ったデンジは「みんな俺ん事褒めてくれてる。スゲえモテてるう~」と感動していました。
「モテたいからチェンソーマンになる」という行動原理は、第1部終盤からまったくブレていないことが分かりますよね。
みなさんはデンジが記憶を失っていると思いますか?
吉田が所属する「組織」とは?
次に、吉田が所属している「組織」について考察していきます。
吉田は「ある組織」に所属しており、デンジを監視しています。
その目的は「デンジに平穏な生活を送ってもらうこと」であり、チェンソーマンの正体がデンジであることを隠したがっているようでした。
そんな吉田が所属している「組織」とはなんなのでしょうか?
結論から言ってしまうと、吉田が所属しているのは公安ではない「日本の暗部(スパイ)」のような立ち位置の組織ではないでしょうか。
吉田はデンジと同じ高校に転校生としてやってきました。
先ほども解説したように、吉田はデンジを監視する役目を担っていますので、おそらくデンジの高校だと知ったうえで潜り込んだものと考えられます。
これはつまり、吉田は「組織」の任務のためならば肩書きを変えられる人物と言えるでしょう。
そう考えると、吉田はそもそも高校生ですらない可能性が浮上しますよね。
吉田はもともと「民間のデビルハンター」として登場しました。
文字通り、公務員ではない「民間企業のデビルハンター」ですね。
そのわりに、吉田は「刺客編」において平気な顔で人を殺しています。
また、吉田は公安以外で唯一、マキマさんに名指しで招集された人物でもありましたよね。
このことから、吉田が少なくない回数の殺人を経験しており、マキマさんとも何らかの繋がりがあったことは明白です。
仮に吉田が日本の暗部(スパイ)だとするならば、任務ごとに肩書を変えている点や殺人を経験している点にも納得がいきます。
マキマさんは内閣総理大臣と契約を交わすほど、日本の中枢に近かった人物でした。
スパイという立場なら、マキマさんの依頼を受けて仕事をこなした経験があっても不思議ではないですよね。
いくら凄腕とはいえ、国の機密ともいえるチェンソーマンの警護を民間に依頼するのは違和感がありますしね。
そもそも吉田が民間所属ではなく、日本国家直属の組織の一員だとするならば、マキマさんが指名したことも辻褄が合うのではないでしょうか。
以上の点から、吉田は日本の暗部(スパイ)だと予想してみました。
ぜひ皆さんの意見も聞かせてくださいね!
吉田の「組織」の目的は?
結論から言ってしまうと、吉田が所属する「組織」の目的は、戦争の悪魔とチェンソーマンの対峙を阻止することではないでしょうか。
吉田はチェンソーマンの正体を隠したい
ひとつめの根拠は、吉田がチェンソーマンの正体を隠したがっていることです。
吉田は「俺はキミがチェンソーマンだって世間にバレたら困る」と明言しています。
もし本当に知られたくないのが「世間」ではなく、「特定の誰か」だとしたらどうでしょうか。
作中でチェンソーマンの正体を探っている人物といえば、三鷹アサ=戦争の悪魔ですよね。
吉田は、アサが戦争の悪魔と入れ替わる瞬間を目の当たりにしていますし、チェンソーマンの正体を聞かれたときには完全に誤魔化しています。
この様子から、吉田がアサの正体や、戦争の悪魔がチェンソーマンの正体を探っていることを察している可能性はじゅうぶん考えられます。
戦争の悪魔は弱っている
作中の言動から、戦争の悪魔はいまだ本調子ではない可能性があります。
これは、わざわざ人間であるアサの肉体を乗っ取っている点や、「現状の私達じゃコウモリの悪魔に勝てない」発言、チェンソーマンに挑むために武器を揃えようとしている点から推察できます。
強力な力を持っていたなら、わざわざアサの体を乗っ取る必要はありませんし、こそこそと自身の正体を隠す必要もありません。
以上の点から、戦争の悪魔はなんらかの事情によって、現在とても弱い状態であると言えるでしょう。
103話ラストの絵
103話のラストでは、対面する吉田とデンジの間に意味深な絵が描かれています。
籠の中に1枚の鳥の羽が入っているこの絵は「逃亡した戦争の悪魔」を表しているのではないでしょうか。
というのも、アサに乗り移る前の戦争の悪魔は、フクロウにそっくりな見た目をしていたからです。
もしこの絵が戦争の悪魔を示唆しているとするならば、「籠から逃げ出した鳥」は「どこかから脱走した戦争の悪魔」なのではないでしょうか。
ここまで解説してきた吉田の言動を踏まえると、戦争の悪魔が閉じ込められていたのは吉田の「組織」であり、脱走の際にほとんどの力を失ってしまったとも考えられます。
吉田は戦争の悪魔の危険性や目的を知っているからこそ、チェンソーマンの正体がデンジだと悟られたくないのではないでしょうか。
作中では「悪魔」が国家の大きな軍事力として扱われていますので、日本所属の暗部である吉田は、お国のために「支配の悪魔」だったマキマと同等の力を持つ戦争の悪魔と、マキマを打ち倒したチェンソーマンの2つの力を得ようと画策しているのかもしれません。
皆さんはどう思いますか?ぜひコメント欄で教えて下さいね!
今回は以上です!
それではまたお会いしましょう!
【チェンソーマン】藤本タツキ先生の過去の作品を一挙紹介!
ここでは「チェンソーマン」作者である藤本タツキ先生の過去の名作をまとめています。
試し読みもできますので、気になった方は試し読みだけでも覗いてみてはいかがでしょうか?
ファイアパンチ(全8巻)
藤本タツキ先生のデビュー作。
「再生」の力を持つ少年が、故郷を滅ぼした兵士に復讐する物語。
のはずですが、物語は誰もが予想できない展開へと進んでいきます。
「チェンソーマン」の原点であり、藤本タツキ成分濃いめの作品です。
ルックバック(全1巻)
読み切り作品ながら「このマンガがすごい!2022」で堂々の1位を獲得!
マンガ好きな2人の少女の出会いと友情、夢、後悔、別れを描いた大作です。
SNSを中心に超話題となった作品です。
さよなら絵梨(全1巻)
こちらも読み切りながら単行本化した話題作。
どんな映画を作っても必ず「爆発オチ」にしちゃう主人公。
余命宣告を受けた少女・絵梨。
主人公は絵梨を主役にした映画を撮り始めて……。
正統派の「ルックバック」とは真逆の作品であり、めちゃくちゃ『クセ』の強いマンガです。
17-21(全1巻)
藤本タツキ先生の短編集です。
こちらは先生が17歳から21歳までの時期に執筆された作品がまとめられています。
22-26(全1巻)
短編集第2弾です。
こちらは先生が22歳から26歳までの時期に執筆された作品がまとめられています。

チェンソーマン最高!
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