こんにちは!
怪獣8号考察班の兎丸です!
6号スーツの力に振り回され、自らの体を傷つけるレノ。
そんなレノに嫉妬しつつも実力を認め、手を差し伸べた伊春。
それぞれのしがらみから解放された二人に見られた大きな変化。
今回は、レノが他人を頼れるようになった理由と、伊春に覚醒の兆しが見られている点について深堀していきたいと思います!
今後の展開についても触れていますので、ぜひ最後までお付き合い下さい!
本記事は最新話までのネタバレを含みます。
本編未読の方は下記リンクから読んできてくださいね!
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それではいってみましょう!
前回までのあらすじ
6号スーツの力に振り回され、限界以上の力を出してしまうレノ。
緒方隊長によれば「ナンバーズ使用者は本来の人間性や欲望が強く表に現れる」とのこと。
訓練では何事もなかったレノですが、実際の戦場における極度の緊張感が不足の事態に発展してしまったようです。
「俺がやらなきゃ俺がやらなきゃ」
自らの思考が制御できず、心が望むままに力を解放し続けるレノ。
その責任感は、巨大な氷壁となって他人の介在を拒みます。
「市川くん。ここまでだ」
6号スーツの適合テスト失敗を告げる緒方隊長。
自らの弱さに絶望しかけるレノでしたが、次の瞬間、氷を突き破って伊春が飛び込んできました。
伊春の解放戦力は24%。
しかし、その動きは24%のそれではありませんでした。
すべてを拒む氷壁を取っ払い、伊春はレノに手を差し伸べるのでした。
【怪獣8号】伊春覚醒の兆し!レノの変化と今後の展開とは?63話を徹底解説!
レノの変化
今回のお話でも触れられていますが、レノはこれまで「他人に頼る」ことがほとんどありませんでした。
「カフカとは協力してたはず」と思う方もいるかもしれません。
しかし、カフカの隣にいたときのレノは「俺がサポートします」というスタンスだったはずです。
むしろ「カフカを怪獣化させないように」「カフカに負担をかけないように」と、カフカの力を借りることに抵抗感すらあったのではないでしょうか。
単にレノがそういう性格だからとも言えますが、見方を変えれば、レノの目標であるカフカの、他人のためならば自らの危険もいとわない姿に影響を受けているとも考えられます。
カフカもカフカで、自らの強すぎる力で仲間を傷つけてしまう恐怖から変身失敗を繰り返していました。
形は違えど、仲間を信じる勇気を持つことでしがらみから解き放たれたという点では、カフカもレノも同じなのかもしれません。
伊春との関係性
そんなレノが、唯一対等に接していたのが伊春です。
後輩キャラが際立つレノですが、同世代の伊春に対しては自然に振る舞っていたように思います。
もちろん、カフカやキコルとも打ち解けていますが、カフカはひと回り以上先輩ですし、キコルは年下の異性ですので、多少なりとも気を使う部分はあったのではないでしょうか。
同性かつ同年代の伊春は、レノにとって飾らない自分でいられる数少ない仲間と言えるでしょう。
そんな伊春が必死に訴えたからこそ、沈んだレノの心に響いたのだと思います。
先輩には気を使うし、後輩には先輩としてのプライドがあるからなんとなく「助けて」と言いにくい。
そんな経験はみなさんもあるんじゃないでしょうか?
レノがそう感じているとは限りませんが、少なくともレノがヘルプを求められるようになったのは、相手が伊春だったからこそだと言えるでしょう。
仲間に頼る大切さを覚えたレノの今後が楽しみですね。
伊春の解放戦力が上がった理由
今回、伊春の解放戦力に異変がありました。
伊春の解放戦力は24%。
これは一般的な隊員と同程度の実力です。
伊春自身、解放戦力が伸び悩んでいることに激しいジレンマを感じていました。
しかし、今回24%のはずの解放戦力が41%になり、次の瞬間には21%まで下降、しかしまたすぐに42%に跳ね上がる現象がありました。
ゾーン中のみ解放戦力が上昇?
トーコちゃんの見立てでは「ゾーンに入った瞬間戦闘力が跳ね上がっている」とのことです。
ゾーンとは、スポーツなどで使われる言葉で、集中力が極限まで研ぎ澄まされた状態を指します。
つまり、伊春は普段は平凡な力ですが、めちゃくちゃ集中したときだけ爆発的な力を発揮する性質を持ってると言えるでしょう。
おそらく、これまでの伊春はレノに対する嫉妬や焦りの感情が雑念となり、戦いに集中しきれていなかったのではないでしょうか?
天才ではなかった自分を認め、それでも目の前の壁を壊していくと心に決めたことで、伊春のなかに渦巻いていた迷いが断ち切られたのだと思います。
迷いが消えたことで、必然的に集中力が高まったとかんがえられます。
このことから、伊春は潜在能力は高いものの、それを正しく発揮できるかがメンタルに大きく左右されるキャラクターと言えるでしょう。
「僕と同じタイプかもしれない」の意味は?今後の展開は?
そんな伊春を見た緒方隊長は「彼は僕と同じタイプかもしれない」と発言しました。
「同じタイプ」とは、さきほど解説したように瞬間的に爆発力を発揮するタイプだと思われます。
緒方隊長は続けて「力の使い方を教えたら化ける」と言っています。
「力の使い方」とは?
「力の使い方」とは、おそらく意図的に集中力を高める方法のようなものではないでしょうか。
たとえば「ルーティン」というものがあります。
「ルーティン」とは、決まった動作や反復動作といった意味の言葉です。
スポーツの世界では、競技前にルーティンを行うことで、その後のパフォーマンスが向上すると言われています。
これは言い換えれば、体に染み付いた動作を行うことで意図的に集中力を高められることになりますよね。
緒方隊長のいう「力の使い方」とは、ひょっとしたらアスリートが使う「ルーティン」に近いものなのかもしれません。
そう考えると、緒方隊長が普段あまりやる気を出さないのも、あえてスイッチをオフにしている可能性があります。
すべてはいざと言うときに万全の実力を発揮するためなのかもしれませんね。
「天才」と「そうではない人間」
レノやキコルのように、常に高い実力を発揮する人を天才と呼ぶのであれば、たしかに伊春は天才ではないでしょう。
しかし、積み重ねた努力によって一時的に天才に迫る力を出せる、むしろ瞬間的な力だけならば天才を超える可能性すらあります。
緒方隊長が隊長クラスとして活躍しているということは、同じタイプの伊春でもじゅうぶん隊長クラスになれるということではないでしょうか。
天才でなくともヒーローにはなれる。伊春にはぜひそう証明してもらいたいですね!
皆さんはどう思いますか?ぜひコメント欄で教えて下さいね!
今回は以上です!
それではまたお会いしましょう!
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