皆さんは松本直也先生を知っていますか?
最近は「怪獣8号」のヒットを受け、その名前を目にする機会が増えてきましたよね。
20代の方には「ねこわっぱ!」や「ポチクロ」の作者と言ったほうが分かりやすいかもしれません。
2010年代から活躍されている先生ですが、世間的な認知度はまだそれほど高くはありません。
そこで今回は、少しでも松本直也先生を知ってもらえるよう、先生の情報をまとめてみました!
後半ではこれまでの連載作品も紹介しておりますので、ぜひ最後までお楽しみ下さいね!
それではいってみましょう!
松本直也先生ってどんなひと?
プロフィール
松本直也先生は、兵庫県出身のマンガ家です。
1982年5月2日生まれの牡牛座。
2005年、第22回ジャンプ十二傑新人漫画賞に「SPIRITUSL PEOPLE」で最終候補に。
第27回の同賞では「ネコロマンサー」で十二傑賞を受賞し、赤マルジャンプでデビューを果たしました。
十二傑新人漫画賞は、現役の連載作家が審査員をつとめ、毎月必ず賞を輩出してデビューさせるというマンガ賞ですね。
その後の連載作品では「ねこわっぱ」「ポチクロ」と2作連続で打ち切りの負い目に合いますが、読者の印象に残るマンガを生み出してきました。
3作目にあたる「怪獣8号」で爆発的ヒットを飛ばし、単行本はジャンプ+歴代最速で400万部を突破する偉業を成し遂げています。
作風
「僕のヒーローアカデミア」や初期の「ワンピース」のような、線の太いデフォルメ調の造形が多く、シンプルで非常に見やすい作画が特徴的ですね。
前作「ポチクロ」の主人公・クロや「怪獣8号」の古橋伊春のようなリーゼント調の髪型に並々ならぬこだわりを見せています。
松本先生曰く「普段男っぽさと乱れたり降ろした時の色気の落差が他の髪型のおよそ3倍!」とのこと。
一方で「怪獣8号」の怪獣などはリアルな質感で描かれており、松本先生の高い画力が垣間見られています。
エピソード
師匠は「メタリカメタルカ」の水野輝昭先生、「PSYREN-サイレン-」の岩代俊明先生の2名です。
水野先生は岩代先生の師匠でもありますので、厳密には水野先生の弟子の岩代先生の弟子が松本先生となりますね!(なんのこっちゃ)
岩代先生のアシスタントは他に「べるぜバブ」の田村隆平先生。
「ブラッククローバー」の田畠裕基先生などがいらっしゃいます。
松本先生も含めて、2010年代前後からのジャンプを盛り上げてきた世代のひとりと言えるでしょう。
松本直也先生の読者の心に残る連載作品一覧!
ねこわっぱ!/週刊少年ジャンプ(2009~2010)
主人公・タマは神社に捨てられていた人間の子供。化け猫一家に拾われたタマは、そのまま神様の世界でスクスクと育ち、超絶パワーを手に入れて人間界へ戻ってきた!目的は「一人前の神様になること」!?
神様×コミカル!
全2巻。記念すべき初連載作品です。
化け猫に拾われ、神様の世界で育てられた女の子「猫森タマ」が巻き起こすドタバタコメディ!
主人公のタマちゃんが車を軽々と持ち上げたり、化け猫を従えていたり、銃弾を素手で捕まえたり…とにかくトンデモパワーを持った女の子です。
一人前の神様になるために日々巻き起こる事件を解決していくポップでライトな展開が魅力ですね。
個人的には、難しいことを考えずにサクサクと読める良作だと思いますね。
イメージ的には2000年代版下ネタ控えめなアラレちゃんといった感じでしょうか!
「怪獣8号」と比べるとよりデフォルメされたかわいらしいキャラクターたちが大暴れするので、見ていて楽しい気持ちになれるマンガです!
ポチクロ/ジャンプ+(2014~2015)
魔界に暮らすクロは「炎帝」の異名を持つめちゃつよ炎使い!ある日、人間界から一人のJKが迷い込んできた。クロはJKに「ポチ」と名付けた!
魔界では人間を食べると凄まじいパワーを得ることができると信じられており、当然クロもJKを食べようと考えていたが…!?
言葉も通じず、種族も異なり、住む世界までまるっきり違うクロとポチの凸凹コンビの一筋縄ではいかない長い旅がはじまる…!
単純魔族×人間ヒロイン!
全4巻。ジャンプ+の黎明期を支えた作品です。
めっちゃ強いけどオツムが残念な主人公が、魔界に迷いこんだ人間の女の子を守るために戦ったりラブコメしたり色々するお話となっています。
ポイントは、主人公・クロとヒロイン・ポチの関係性!
魔界に住む魔族と人間のJKであるポチは住む世界が違うため言葉が通じません。作中ではポチのセリフはすべて「○×※△□~!」のような記号で表現されていましたね。
はじめはポチをただの食糧として見ていたクロですが、ポチとともに過ごすうちに言葉の壁を乗り越えてどんどん心の距離が近づいていきます。
この二人の関係性がもう辛抱たまらんですよ!圧倒的キュンです。
怪獣8号/ジャンプ+(2020~連載中)
日比野カフカ(32)独身。怪獣が「災害」として日常的に発生する世界で、防衛隊が倒した怪獣の後片付けを行う清掃業者で働くおじさん。ふとしたことをきっかけに、幼い頃から夢見ていた防衛隊をもう一度目指そうと心に決めたカフカだったが…。
夢見るオッサンと怪獣、そして防衛隊が織り成す超王道バトルマンガ爆誕!
王道×怪獣!
「読者の期待を裏切らない展開でありながら、読者の予想を裏切ってくる意外性」
そんなフレーズがピッタリの本作は、集英社のネット媒体である「ジャンプ+」で連載中(2021年現在)の今もっとも旬なマンガのひとつです。
単行本は4巻発売時点で400万部を突破しており、自身最大のヒット作となりました。
2021年に発表された「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」では堂々の2位にランクインしています。
2021年「このマンガがすごい!」Webマンガ部門では圧倒的投票数で第1位を獲得!
主人公が30代のオッサン、怪獣と防衛隊、この2点だけでもアラサーホイホイですが、内容的にもジャンプらしい王道展開を地で行くバトルマンガなのです!
「王道は食傷気味」「見慣れた展開に飽きた」という声が聴かれる昨今、「王道ってすげえ!」「面白いから王道なんだ!」ということを再認識させられましたね!
まとめ
いかがでしたか?
怪獣8号で一気に知名度が上昇した松本先生ですが、意外と下積み時代が長く、様々な経験を経て現在の成功があるんだと分かりますよね。
今乗りに乗っている怪獣8号ですが、松本先生の原点を知りたい方は「ねこわっぱ!」「ポチクロ」にも目を通しておくことで新たな発見があるかもしれないですね!
今回は以上となります。
それではまた次回お会いしましょう!
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